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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
2317/2702

2315 前に進むためのXの問い編 689

「灯れ」


 そんな風に言ってテア・レス・テレスの一人が明かりの札を使ってくれた。それによって周囲がランタンよりも明るい光に包まれる。しかも彼は奥の方に行ってそれをやってくれたから、彼らが驚いてたものを見ることが出来た。この部屋は一体何なのか……その答えがきっとこれ、なんだろう。そこにはこの部屋の半分くらいを埋め尽くすような、壁画がまたあった。壁画というか

もう立体的である。一番近い所には化け物が描かれてる。描かれてるというか、彫られてる? 魚のような化け物やら、もっと凶悪な狼みたいなの。月人もいるようなきがする。それに化け物たちの間にある波のような表現のそれはなんなのか? モンスターの津波みたいな事を描いてるのか? けど奥へと行くにつれてさらに大きな存在が見える。前に描かれてるモンスターよりも大きく、強そうなそれは中央にドラゴンみたいなのが見える。まあ順当だ。

 やっぱりドラゴンと言えば強い相手……まさに強敵だ。このモンスターの津波の真ん中にいてもなんの不思議もない。けど……


(なんで左右がウサギみたいな存在なんだ?)


 格落ちしすぎだろうって思う。いや、もしかしたらあれはウサギのように見えるだけで、もっと別の存在ってことはあり得そうだ。流石にただのウサギをドラゴンの横に配置しないと思うし……ウサギの顔をあれだけ大きくしたら、ちょっと月人に似てなくもない。もしかしたら知性がある月人はあんな顔をしてる……とかだったのかもしれない。

 きっとこれは月に関連してると思うし……そしてさらにその上……ドラゴンとかよりも小さいが奥にはやっぱり月? がある。まん丸いそれの中心には不気味にも肉厚な唇があった。あれをデザインした奴のセンスを疑ってしまう。そして月ならただのまん丸とか三日月とかでいいじゃん。少なくともあんな目立つところにあれがあると、なんかきになる。


(いや、あれにもきっと意味があるんだろう)


 わざわざあんな目立つ場所にあれを置いた意味。それに月の横には妖精のような姿の人が確認できた。人の形をしたそれは左右から月に手を伸ばしてる。そしてそれがなぜに妖精だとわかるかというと、その羽の形である。あれが天使とかなら、もっとふんわりとした羽になるだろう。それに天使のわっかとかがあるはずだ。けど違う。あの左右にいる人の背にある羽はもっと鋭利で四枚くらいある。それに細かくその内部に血管みたいなのが見える。天使の羽にはあんなのないだろう。

 虫の羽のようなそれ……たぶん妖精とかじゃないだろうか? ものすごい大作……それがここにある。


「凄い……」


 ユズがそんな事をいった。こういう謎の物体とかユズは好きだ。冒険の中でこういう謎を見つけるのか醍醐味だと思ってる。あのボス部屋の壁画も意味がありそうではあった。細かかったし、あっちはあっちで歴史的価値がありそうだった。けどこっちはもっと迫力がある。まさに今、モンスターが飛び出してきそうな……そんな躍動感。

 LROなら本当にこれが動き出してもおかしくないな……とか思うが、どうやらそんなことはないみたいだ。もしかしたらこれも仕掛けで何かあるのか? とテア・レス・テレスの人々は調べてる。罠探知とかそんなスキルがある人とか、直感のスキルを高く鍛えてる人とかを中心にこの彫刻の周囲を調べたり、上に登ったりしてた。

 けど……


「どうやらこれには何もないみたいだ」


 それが結論だった。もしかしたら隠しボスへといざなう何か……があるのかと思ったけど、そんな事でもないらしい。

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