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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
2303/2703

2301 前に進むためのXの問い編 676

「あの、大丈夫なのでしょうか?」

「なにがですか?」


 俺たちは既にあの場所に来てた。里の中は月人がまだ遺跡の奥へ行ってたのか、すっからかん。俺たちはちょっと里の様子を確かめて外の井戸へ……そしてそこから一気に月の石がある場所へといった。けどそこに既にショタは居なかった。多分だけど、気づいて自分だけでも……と思って奥に進んだんだろう。なにせセインがショタに掛けてた布もなくなってた。

 きっと説明を聞いてたショタはあの布が気配を消してくれるってわかってるからもっていったんだろう。俺たちはすぐにショタの後を追うように遺跡の通路へと出た。そしてその場には会長が率いる二部隊をおいてきた。それが「大丈夫なのか?」ってことだ。確かに俺だって会長の逸話は聞いてる。かたや彼女は言葉だけでモンスターを操れるとか、かたやいくつものこの世界の伝説上の武器を所有してるとか、かたやこの世界で核のエネルギーを実現してるとか……荒唐無稽な話もいくつもある。

 けど実際彼女はいきなりこのゲームを初めて、いきなりこのゲームでトップになった。それだけで実力がわかる。強さってことじゃない。きっと彼女の強さはそういうことじゃないんだろう。でもだからこそ……というか? なにせボス戦で問われるのは「強さ」だ。暴力的な……そしてそれを上手く運用するリーダー。リーダーは彼女がいるんだからこれ以上はないだろう。

 でもそれでも確実に勝てるのか? という気はする。なにせ……だ。


「ここのボスは強い。めっちゃ強いです。何回も挑んで攻略法とか徐々に掴んでいくって計画ですか?」


 そう強い。ここのボスは強い。ただ単純にデカい月人だが、それでも強かった。それに……だ。考えてみたら相手は月人。ならそのうちスキルが封じられる可能性だってある。ボス戦は時間がかかる。アライアンスで挑むボスなんてのは更にだ。なのにスキルが封じられるとかなったら、いくら数がいても厳しい。それにアライアンスで挑むほどのボスはそれこそ攻略法を見つけるまで何度だって挑む……ってのは当たり前だ。それこそ一つのボスに対して一ヶ月くらい挑み続ける……なんてのがあるくらいだ。

 それだけの長期戦を覚悟してるのだろうか?


「ははっ、そういうことですか」


 その人はそう言って笑ってる。長身の好青年のようなその人。メガネがよく似合ってる。そしてこう言ってくれた。


「それはないですね。大丈夫ですよ。会長が出てるんです。一回で終わりますよ」


 その言葉には確信があった。幻想? 希望? いや違う……確信だった。彼はそれを信じて疑ってなんてない。あの少女は……会長はそれだけの存在ってことなんだろう。

 けどそれでもあの強さを味わった身としてはにわかには信じがたい。

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