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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2281 前に進むためのXの問い編 656

「そこらへんにしておけセイン」

「なんですか? こんな小さな子がおびえてるんですよ? 優しく包み込んであげるのがお姉さんの役目でしょう。大丈夫、怖くないよ」

「あっえっ……んっ」


 セインが男の子をぎゅっとする。すると当然だけど男の子は戸惑ってる。なにせ知らないお姉さんだ。いくら親切にされるとしても、あまりにも過剰だろう。そこまでする必要なんて全くない。そもそもが擦り傷とかしかなかったんだから、既にセインの魔法で治ってる。


「お前、何を狙ってるんだ?」

「狙ってるなんて酷いですね。これは善意ですよ。私の100%の善意です。だから安心してね」


 そういって後ろから男の子の首から手をまわして胸の所でクロスしてるセイン。その手がなんかサワサワと動いてるような……それが敏感なところにあたったりしてるのか男の子が「んっ! んっ!」となんかびくびくしてる。そしてそんな男の子の反応を楽しんでるかのように見えるセイン。こいつ、絶対に趣味に走ってると思われる。こいつは婦女子なんだ。

 そしてショタが好き。そしてこの子はなかなかにかわいい系の顔してるショタである。絶対にこいつの好みドンピシャなんだろう。けど、実際ここから脱出するために誰の傍に一番いてほしいか……となったらセインの傍にいてほしいんだよな。なにせ……だ。なにせセイン以外の俺たちはかなり動く。戦闘となったら、まっさきに武器を抜いて走り出すのが俺たちだ。それにこのショタを付き合わせるなんて無理だろう。

 あんまり動かないのはセインしかいないし、セインなら自身の周囲に障壁とか張れる。二人分の障壁を張るくらいなら、なるべくセインとこの子はくっついてもらってて障壁の詠唱とかを節約してもらった方が合理的だろう。つまりはこのショタの一番安全な場所はセインの傍ということだ。だから引きはがすなんてしても意味はない。


(この子がきれいなお姉さんに脳をやられてしまったらどうするんだよ)


 そんな事を考えてしまう。最後まで責任とかとれるのならともかく、そんなことはない。俺たちはプレイヤーでこのショタはNPCだ。実際NPCとかとの恋とか聞いたりしないこともない。けど結末までしってるかといえばそうじゃない。てかきっとまだ結末とかまでたどり着いてるプレイヤーはいないんじゃないだろうか? それこそLROが十年とかそれ以上続けば、恋や愛の果てがあるのかもしれないが、今はそこまでいくほどにLROは稼働してないと思う。


「よし、とりあえずさらに煙幕を使って逃走するぞ」

「まって、里から逃げるんだよね? もう戻ってこれないんだよね?」


 セインに捕獲されてるショタがそんな事をいってくる。そうだ、この子はわざわざ引き返してきたんだ。きっと何かをやりたかったんだろう。何かを取りに来たとかか? 本当ならすぐにでもここから離れたい。けど……このショタがまた引き返してしまったりしたら流石に面倒見れない。


「君は何をしにきたんだ?」


 とりあえずそれを聞くことにした。それから判断してもいいだろう。

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