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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2024 新年特別編

あけましておめでとうございます。

 ワイワイガヤガヤ――そんな喧騒が我が家に響き渡ってる。リビングに集まった人達は軽く十人は超えてる。そしてそんな人達に対応するためにいつもの食卓のテーブルはどかした。

 家はLDKの間取りなので余裕はあるけど、なにせ普段は三人……その前はこの一軒家に一人で住んでたわけで、こんなに人が集まる……なんてことはなかった。

 なので大人数をどうするのか……なにせ今日は元旦だ。立食なんて形にはできないだろう。そんなのははおしゃれなパーチィーでやってほしい。家では勘弁だ。


 なのでこういう時はどうするかっていうと、もちろんだけど頼りは日鞠である。あいつに頼めば大抵なんとかなる。今日は日鞠も忙しいらしい。あいつ学生だよね? すでに社会人……いや、そこらの社会人よりも忙しいまである。

 新年から色んな所のそれこそパーチィーに誘われてるし、一言だけでも……と言われてなんか新年の挨拶回りをしないといけないらしい。そんな事やる学生いる? と思うが、まあ日鞠だから……と言われたら納得しか無い。

 とりあえずそんな日鞠に相談して、一個あった炬燵に日鞠の家の炬燵も足した。更に秋徒の家の炬燵も軽トラックで運んでくれてそれをリビングに並べると……まあ色合いはどれもこれも違うが使う分には問題なんてない。

 そしてその炬燵に所狭しとおせち料理が運ばれてくる。おせち料理はそれこそ買ってよかったわけだけど、なんか女性陣が作ってる。それこそ日鞠のお母さんしかり妹しかり、そして家で雇ってるおばあちゃんしかり……である。摂理? あいつに料理が出来ると? 鈴鹿はなんとか手伝おうとしてたけど、結局は摂理と一緒に炬燵でぬくぬくとしてる。そしてすでに我が家を我が物顔で使ってるのはメカブである。


「ねえアイスない?」


 最初にやってきてまず言ってきたセリフがそれって……こいつは僕に対する遠慮ってやつを育てた方がいい。今も炬燵でどっかからもってきたでっかいぬいぐるみを抱きしめてすでに眠ってるし……きっと近くの人に「食べる時は起こしてね」とかいってるんだろう。

 ラオウさんはもちろんだけど、色々とやってくれてる。炬燵をいどうしてくれたのも彼女だし、料理でも色々と手伝って、それになんか故郷の郷土料理も作ってくれた。

 男性陣は大人は大人で固まって色々と愚痴を言い合ってる。まあ大人なんてLROの開発の人達で今も会社からのヘルプがこないか実際戦々恐々としてるだろう。それがあるから飲むこともできない。でも美味しいおつまみに舌鼓はうってぐちを言い合ってる。

 まあ元旦くらいいくらでも言わせてていいだろう。秋徒は愛さんとともに勉強してる。こんな時も……とおもうが、あいつは目標ができて変わったと思う。かなりレベル高い大学を目指してるわけだし、今からしっかりと勉強しないと駄目なんだろう。

 まあそういいつつ勉強という名目なら愛さんに気兼ねなく会えるってのもあるだろう。なにせ盛りな男子高校生だ。かわいい彼女とはいつだって一緒にいたい。

 それは当然だ。


 そんなこんなでおせちも運び終わって、お雑煮もできた。皆で食卓を囲んで、なんか音頭を撮ることに僕はなった。新年の音頭ってなんだ?

 でもこの家の主は僕で……家主だから……ということらしい。とりあえず立ち上がった僕。皆が僕に注目する。


「えっと、この一年、沢山の出会いがありました。それはとっても貴重で得難いことです。次の一年も沢山の出会いや別れ……得難いことを経験していきたい。

 そしてそれは皆さんも……皆さんに良い出会いを! あけましておめでとうございます!」


 適当にそんなことをいった。そして皆が『おめでとう』とか返して元旦の宴会は始まった。おせちに舌鼓を打ちつつ、喋るだけの会だ。やっぱり僕たちはなら学校の事……そしてLROの事をいっぱい話した。


 そうやって時間が経って、ふと僕のスマホが震える。僕はそれを見て、ちょっと外に行くことにした。断りをして席を経って、玄関の扉を開ける。

 すると同時に僕に抱きついて来るもこもこした感触。それは着込んでる日鞠だった。鼻が赤くなってる日鞠が僕に抱きついてこういった。


「あけましておめでとうスオウ」


 そんな日鞠にぼくも抱きしめ返して同じ言葉を返した。

今年もよろしくお願いいたします。

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