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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2267 前に進むためのXの問い編 642

 ひそひそ――ひそひそ――


 なんか私が月人と戦ってる間、レシアと妖精王がなんかヒソヒソとしてる。てか、お前たちそんな関係じゃないでしょ? 実際、戦い始めてたからちょっとの間はレシアは私の事をずっと見てたし、妖精王は何やら手元をみてた。まああいつはなんか小さくしたウインドウを見てたみたいだけどね。私にはわかる。きっと私が色々と弄ったこの月の城のシステムを一生懸命調整し直してるんだろう。


 それからなんか私が月人に苦戦しだしたら、なんか二人でヒソヒソとしだした。私が苦戦しすぎてがっかり――的なことを言ってる? なんか気になる。私はなんとかそれらを気にせずに月人に斬りかかる。でも……だ。私の細い刀身では月人に有効打を与える事ができない。

 スキルでもそうだ。こうやって考えると、月人ってかなりやばい? それに……


(またスキルが……)


 どんどんと時間が立つに連れて、私の使えるスキルが封印されていく。これは思ったよりも厄介だ。それこそ一撃必殺ではなく、手数で地味に削っていくしか無いような……そんな私のようなプレイヤーには恐ろしく相性が悪いと言える。それに今は私は一体としか戦ってないが、実際月人が一体なんてシチュエーションはない。

 なにせ妖精王がちゃんとスリーマンセルを組ませてるからだ。それに周囲にいる月人は一斉に襲ってくるのが普通だし、同じ数っていうよりも、普通に人数不利になるのだろう。

 そうなったら……ゾッとする。月のスキルでも削り切る事ができないんだよね。これって私はすでに詰んでるような……


「気が済んだ?」


 そんなことをレシアがいってくる。その言葉からは「もう勝てないってわかったでしょ?」的なニュアンスが伝わってきてムカつく。いやいや、私はこの城の主で、玉座に座る王だよ? その王が配下の月人1体に勝てないっておかしくない? 可笑しいよね!? 絶対に可笑しいよ!! はっきり言って認めたくないってのがある。

 確かに実際の所、君臨するやつに絶対に武力が必要か? と言われたらそんなことはないだろう。けどさ、それはリアルでは――だよね。リアルは別に暴の世界ではないからだ。それにリアルは結局、一人の力なんてのは大したことない。たった一人で国家転覆なんてできないしね。

 けどLROは違う。たった一人が国を滅ぼしたとかの歴史があったりする世界である。人一人の戦力がリアルとは圧倒的に違う。だからこそ、力ってやつが上にいる人にも必要になるのは当然。


 なのに……だ。なのに私は生み出した部下にさえ勝てないって……もう私が恥ずかしいよ!! 私は確かに自分を強い……なんて思ってない。でも流石に部下一体くらいは勝ちたいよ!

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