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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2262 前に進む為のxの問い編 637

「ねえ、私もこの城の機能とか使えるの?」

「……それは勿論。なにせ今の王は貴方なのですから」


 どうやら私もこの月の城にある機能は使えるらしい。まあ何があるのか知らないんだけど……そもそもがそれなら、この妖精王が私の代わりに月の城の機能を色々と勝手に使ってるってことになるのかな? 

 私はそんな委任をした覚えはないが? それとも妖精王にもその権限が? でもそれじゃあ、私の持ってる権限と妖精王が持ってる権限が同じということにならないだろうか? 普通は王の方が強いものでは? 

 てか私はこの城で何ができるのか? とか全く知らないから、使いようがないんだよね。でも妖精王を見てる限り……色々と出来ることはありそう。なにせ月人を地上に送り出してるのも、各地にある月の遺跡を起動してるのもこの城の機能だろう。

 それにどうやら月人って無尽蔵に湧くみたいだからね。詳しくはわかんないが、色々と調整して月人は細かくそのパラメーターとかを決めて生み出せる感じらしい。もしかしたら、もしかしたら月人を生み出すのに何かしらのコストを支払ってるのかもしれないが、私にはそれはわかんない。


「何かしたいことができましたか? それならば私にはお申し付けしてください。王の手を煩わせることなく、私がその命を承りましょう」


 これである。いつだって妖精王はこういってくる。これってつまりはあれだよね? ようやくすると――


『こっちがやってやるから、お前はなんにも手出すなよ! 絶対だぞ!!』


 ――ってことだと思う。つまりは妖精王は私に基本、この月の城の機能を触らせたくないのだ。というか知ってほしくない? まあ私も放任主義で勝手にやらせてたけど……でもゲームを楽しむ……って観点で言ったら、それってもったいないのでは? と思ってきたんだ。なにせこんな状況はそうそうない。恨まれるよりも、どうせなら褒めたたえられたいし、ちやほやされたいと思ってる私だ。

 けど……プリンセスにも憧れはあるが、実は私は敵の女幹部とか、女首領とかも好きだったりする。私はかわいい系だし、そういうのは自分には似合わないって思ってたけど、意図せずに私は今全プレイヤーの敵という位置になってしまった。

 最初はそれこそ「なんとかヘイトを抑えよう」ということで、私は関わらないようにしてた。けどさ……もう今の状況じゃ、普通にどの町にもフードをかぶったりしないと入れないし、下手したら最近は指名手配だってされ始めてる。

 もうね……


「あれ? これダメじゃね?」


 ――とか思ってきた。ヘイトコントロールとか言ってる場合じゃない。そもそもが最初に私が玉座に座って姿を現したのがね……もう間違い。あれがなければ、私は月の城を起動したけど、無関係を貫けた。

 けど顔出ししたことでそれはもう無理なんだ。下手に私がかかわってる思われても困るから孤児院にもいけないし……まじでもう最近はここが拠点だよ。下手にプレイヤーに見つかると殺されそうになるし……今状況じゃ、ゆきすがらのプレイヤーとパーティー組んで熟練度稼ぎをするってのもできない。


 こうなったらもう、私だってこっちのこの役……敵役って奴を楽しもうかなって思うようになるよね。

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