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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2259 前に進むためのXの問い編 634

「ずっと寝てたわけ?」

「ずっとじゃない。ちゃんとお腹がすいたら起きた」

「それって全然威張れないからね」


 私だって家ではそこそこぐーたらやってるよ。けど、今はスオウの家に住んでるからね。最低限? って奴を更新しないようにしてる。例えばパンツ丸出しで寝てたり、いびきをかいたり、出した腹をポリポリと掻いたり、目の前でプゥゥゥとやったりね。そういう最低限の女としての踏み外してはいけない一線って奴は超えないようにしてる。それにそこまで寝坊しないようにだってしてる。流石に夏休みの今は……ちょっとだらけてるけど、下手に私の部屋にスオウに入られたら、それこそ何が起きるかわかんない。

 狙ってるときはいい。私だってそんなときはそれこそ準備万端でいるからね。けど本当にただ部屋で寝てる時だと、自分がどんな状態なのかってわかんない。そして前述したような状況だったら……それを思うとね。最低限の体裁は保ってる。


「てかここって家でもないのに、よくそんなに寝られるね」


 そこも私は驚く箇所である。だって自宅なら安心感があって油断するのもわかる。なにせ自宅だ。一番安心できる場所だろう。大抵は。けどここは違う。私たちはここについ最近やってきたわけだし、私はここに毎回ログインするたびにやられるの納得いってない。

 だから安心感? なんてものは微塵もない。だって妖精王は少なくとも味方じゃない。そもそも私は別にあいつの願いとか、狙いとか、なにやりたいのかとか、知らないし。てか――


「妖精王とは話してないの?」

「なぜ?」


 なぜときたか。こいつ私が落ちる前の会話丸っと忘れてるんじゃないの? レシアっていつもボケっとしてるし眠そうだけど、やるときはやる奴だし、実は優秀だし頼りになる……とか思ってたんだけど。間違いだったかな? なんか賢さ抜け落ちてない? いや、本当に賢いままなら、もしかしたらわざと? 


「あいつと話して色々と情報を引き出してって言ったじゃん」

「そんなことを言っても、彼いなかったし」

「いなかった?」


 まあ確かに妖精王は玉座に座ってふんぞり返るなんて……なんてことを全くしない。まあそれはそうで、なにせ私がこの玉座の主なのだ。だからなのかわかんないが、妖精王はここには座らずに、とても忙しそうにしてる。ナンバー2にはとてもふさわしいというか、まったくもって頼りになるナンバー2だよ。

 本当に私と妖精王の思惑が一致してたら、きっとめっちゃ頼ってただろう。あんなナンバー2が組織にいたらきっと頼りになる――そう手放しで思える。けど今は困る。なにせあいつが精力的に動くと、そのヘイトは私へと来るんだよ!! だってこの事態……月人をLROにけしかけるってことをやってるのは私だと……そう思われてるからだ。めっちゃ迷惑。

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