2247 前に進むためのXの問い編 622
僕たちは何回かアーシアをローレのエリアへと送り込んだ。せっかくだから途中からどういうシステムの動きをしてるのかってことを僕は意識的に見ようとした。まあ複雑でなかなかに目がいたくなったが……なんとくなくアーシアがなんでセキリュティを突破できるのか……その流れがわかった。
まあそんなことをしてたら、さすがにキレたローレの奴がここにカチコミにきた。いやカチコミに来るのならそれはそれはでよかった。ローレの奴、なんか腕だけゲートから出して、さらにはなんかそこに錫杖を取り出した。そしてなんか光りだす錫杖。魔法陣も展開しだしたときは焦った。
「おい、あいつここに魔法を撃とうとしてないか?」
「しかもかなり強力ですね」
どうやらオウラさんにはその魔法の危険性を肌で感じてるらしい。びりびりとなんか圧力? 的な、なんか危険な空気? ってやつを僕たちは感じてる。
「こいつ!?」
まさか腹いせにこっちに向けて魔法をぶっ放そうとしてくるなんて……日頃の自分の行いのせいだって反省なんてどうやらローレは全くしないらしい。自分がなんでこんなことをされるかなんてあいつには関係なくて、快・不快という、今の感情だけではしたりだす奴だった。
でも僕たちだってただ甘んじてその魔法を受けるつもりなんてない。ぶっ放される前に僕はゲートから出てるローレの手を掴もうとした。
「つっ!?」
するとバチっとはじかれた。どうやらそうされる――とわかってたんだろう。対策されてる。けど……「アーシア! 握手してやれ!」――僕はそういった。するとアーシアは――
「やったあ!」
――といって狙い通りにゲートから出てる腕をつかめた。そしてその腕をつかんだアーシアを僕はこっちに引っ張る……と思ったら、なんかオウラさんに肩を掴まれた。そしてうなづかれた。つまりはこれは『私がやろう』ということだと解釈した僕はその役割をオウラさんに譲った。