2240 前に進む為のxの問い編 615
「ふーんなんでも……ね?」
「「「はい!!」」」
「本当になんでも?」
「「「……はい」」」
「本当の本当に?」
「「「…………やっぱりなんでもは……」」」
その瞬間、ニヤッとローレは笑った。そして手を前にだして宣言する。
「貴方達妖精、ここにいる全てを私の契約召喚の対象にします」
「「「えええええええええええええ!?」」」
「なんでもって言ったわよ」
既に術式は展開してる。既に足元には大きな魔方陣が展開してた。
「契約召喚なんて、こんな人間の奴隷になるようなものじゃないか!!」
「僕はそんなのいやだ!!」
「私だって!!」
そんな事を言って逃げ出そうしてる妖精がちらほらいる。けどどうしようもないらしい。
「なんで……ここは妖精の森なのに……妖精の道が開けないよ」
「忘れたの? こっちにはフィアがいるのよ」
「フィアチェリーゼ様!!」
絶望……憧れの存在から梯子を外されて、彼らは絶望してる。まあはしごを外されるといっても、元々フィアはそっち側ではないんだが。最初から一貫してフィアはローレの側である。当然だけど。勝手にかつての同胞で、同じ種族だったからって、自分たちの味方だと思ってるのは妖精だけ。
今のフィアは何よりもローレを優先してる。そして結構なんだってローレと一緒にノリノリでやってる奴である。
「まあここて拒否したら、羽を貰うだけ。私は多少数の差があってもいいのよね。アイテムとしての価値が高い妖精の羽も実はいくつかほしいと思ってたし」
「「「ひっ!?」」」
なんという悪辣非道なやつである。実際ここにいる妖精が全部ほしい……わけじゃない。そもそもがこんなに妖精がいても仕方ないとローレはいってる。だからある程度と契約して、ここで渋る奴の羽なら問答無用で毟っていいよね? といってるのだ。いや「いいよね?」なんて尋ねてるわけじゃないか。
「毟る」これはそう宣言してるのと同義だ。なにせここにいる妖精たちは今や誰一人、ローレから逃れることは出来ない。それに実際妖精の羽はレアアイテムだ。それって色々な事に使えたりするだろう。それこそ加工したらもしかしたら本当に万病に効く薬ができたりする可能性はある。なにせここLROなのだ。可能性はある。
それか妖精の羽があったら新たな装備とか作れたりなんかするかも。いや妖精の羽は小さいからアクセサリーかもしれないが、これまで見たことないような効果のスキルが現れる可能性はある。
なにせきっと誰も持ってないし。そうなると価値はかなり高い。これだけの妖精がいるんだから、何人かには犠牲になってもらって……とローレが考えるのも実はプレイヤーとしては納得できることだった。