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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2226 前に進む為のxの問い編 601

僕は雷帝武装で一気に妖精王の背後を取った。てか……


(まぶし!?)


 自身から光を発してるようなものだし、その羽がプリズムである。めっちゃまぶしい。てか……羽とか砲撃とかが邪魔で、フラングランが届くところまでは一気に近づけなかった。一回羽を切る? でもそれをやると確実に気づかれるだろう。不意打ちってのは不意を打つから意味がある。


 一回邪魔だからって羽から傷つけると、それで気づくだろう。そうなったら対策されるし、気づかれる。ならそうならないために……不意を衝くためにここから届かせないといけない。


(じゃあ、どうする?)


 僕はまっすぐにフラングランを一本突き出す。するとその先端から雷撃が走る。けどそれが強力な攻撃かというとそうでは てい。それはただの指針だった。


 先に走った雷撃、それに引っ張られるように僕の体が動く。体事態が電撃になったかのような状態になって妖精王の羽とかを無視した移動。そしてそのまま今度こそ、その背中にフラングランを突き刺した。


「かはっ!?」


 いきなりの背中への一撃。いや、致命傷といっていい。HPなんて概念がなかったら、背中から胸に向けて剣が突き抜けたら、普通は死ぬしかないだろう。けど、ここはLROだ。そんな簡単に行く場所じゃない。


「邪魔をするな!」


 そういった妖精王の羽がさらに光って、自分の視界を埋め尽くしていく。それが何か……きっと羽が発してた鱗粉だと思うけど、それが僕にまとわりついてくる。


 流石になんかヤバそうだから……といって離れるかというと、とりあえず僕は何回もフラングランをふってみる。妖精王をきりまくってやった。


「なんで?」


「なんで? さあ? たまたまだよ」


 そうたまたまだ。本当なら多分僕には鱗粉の何かの作用が起こるはずだったんだろう。でもそうはなってない。なぜか……それは多分僕が雷帝武装をまとってることに起因してると思う。雷帝武装で僕は全身に電気をまとってる。そのおかげで、どうやら鱗粉の効果を遮断できてるらしい。


 だから僕は切って切って切りまくる。


「調子に乗るなああああああああ!!」


 そういって妖精王は僕の剣をそらしにかかる。こっちは雷帝武装でその直線的なスピードは極まってるはずなんだが……それでも優雅に妖精王の剣は僕のフラングランをそらしていく。どうやら相当の技術が妖精王にはあるらしい。

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