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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2224 前に進む為のxの問い編 599

「大丈夫か?」


 僕はプリズムの光から逃れたところまできてからそうきいた。もしかしたらダメージをくらってるかもしれない……と思ったからだ。


「うん、痛くないよ!」


「そっか、よかった」


 どうやら荒療治だったけど、上手く行ったらしい。もしかしたら下手にコードを排除したら雷帝武装自体が壊れるリスクだって実はあった。だって普通はそこらへんは慎重に検証していくものだからだ。だいたいこういうコードって何かをいじったらどこかにバグが出て来たりするものだ。僕や会長がコードを弄るたびに、もしかしたら運営側の人たちの仕事は増えてる可能性はあるからね。


 まあもしかしたら既に会長……日鞠の奴は運営側にも入ってそこらへんまで手伝ってる可能性はある。ヴァレル・ワンのイベントだって運営が何にも絡んでないとも思えないしね。表には出てなかったけど、きっと許可くらいはもらってるだろうし。


 コードとはそれだけ繊細で、そして運営はこの未知のコードに苦労してるのを僕もしってる。そんなに詳しくないが、このLROのコードを勉強するためにコードの事をある程度は僕だって調べたのだ。


 リアルには色々なコードがある。それによってコンピューターは動いてて、ネットワークというのは構成されてる。僕たちが便利に使う色々な物、そしてゲームも全てコードによって成り立ってる。


 それらは止まらなくて、日夜更新やメンテナンスが行われてるのは人の手によるもの。まあ勿論自動化してる部分もあると思う。


 でもそれでも全てを出来るはずもない。それにこのLROに使われるのは独自のコードだ。天才が独自に作り上げたコードでLROは動いてる。


 そうなると色々と既存のやり方が通用しないってこともあるだろう。勿論運営サイドの人たちはちゃんとこのコードを理解してる。当たり前だけどね。


 でもその理解度が100%なのかというと、それはわかんない。なにせLRO事態に謎が多いからだ。運営側が知らないこともLROには多い。


 下手にコードを排除しようものなら、致命的なバグが出てきてそれに対処できない……なんてこともになりかねないのだ。


(まあきっと大丈夫だよな?)


 雷帝武装の感触に問題はない。とりあえず僕たちは収まっていくプリズムの光を見守る。すると次はいくつもの光の応酬が始まった。それは勿論だけど、ローレ+ティアと妖精王ミレニアムの戦いだ。それぞれに背後に魔方陣を背負って、そこから一斉にあまたの光線を射出し続けてる。


 いやいや、ここら一体を灰燼に帰す気かあいつら?

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