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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2220 前に進むためのXの問い編 595

僕は迫ってくる月人を切って切って切りまくる。月人にはスキルを阻害するという特性がある。それは奴らを切れば切るほどにその効果が高くなっていく……つまりは……だ。もしかしたらだけど、月人というのは実は全部繋がってる? 


 先に倒された月人の経験やらそのデータをもしかしたら他の月人は共有してないか? そんな気がしてきた。それか……


(あいつが、そのデータを得てるのか?)


 アイツというのは勿論だけと妖精王ミレニアムである。その可能性もある。まあっどっちかはわかんないが、どっちにしろ月人は戦うたびにスキルを強力に封じてくるようになるって事だ。


 なにせコイツラと戦ってると、ほとんどのスキルが使えなくなってくる。てかなってる。でも……まだ僕はなんとかなってる。なにせ月人は外に出る系のスキルは封じるが、肉体強化的な自身の内に作用するスキルは防げない。


 だから僕の祝福とか、一応ある身体強化系のスキルで対処してる。風帝武装もいいが……あれは案外外に作用してる。風を集めたりね。だからここは……


「雷帝武装」


 僕はそれをやって対処してた。雷帝武装は直線的な移動が主になってしまうが、でもそれは移動する場合である。雷帝武装はその名の通り、全身を電気で覆う。その副作用なのか実は本作用なのかわかんないが、反応速度とか、肉体の機能も色々と強化されてる。


 それこそ肉体は電気信号で動いてるから……ってのがあるのかもしれない。まあ実際LROは本当の肉体じゃないから、電気信号で動いてるわけでもないが……なるべくリアルの肉体を再現したような感じだから何らかの影響はある。実際あるし。僕は雷帝武装で全身を電気で覆ってる。


 そして僕は移動はしてない。どういう事かと言うと、僕はまだ風帝武装ほど、雷帝武装を操れてない。そもそもか雷帝武装の移動は一瞬。それこそ瞬きする瞬間のような、そんな移動速度である。


 そしてある程度の距離を一瞬で……みたいな? それにそれに……だ。雷帝武装での移動には電気エネルギーなのか、まあつまりは自分が纏ってる電気を使ってる。そう何回も多用できるものではない。


 なにせ……だ。電気は自分自身で集めてくる……なんてできないからだ。風はまじでどこにでもある。だからこそ、札もいらないし、簡単に風帝武装を作ることが出来る。


 まあ月人によって外部から風を集めるってことも出来ない感じになってるから、札を用意しておくべきだったのかもしれない。でも札なら……アイテムを使えば簡単にその現象を起こすことができるから、それを使って僕は雷帝武装を作ってる。


 流石に全ての札を使って雷帝武装を作ったわけじゃないが……まあ要は札はアイテムなわけで……何が言いたいかと言うと、つまりは金である。金がかかるのだ。確かに札はそんなに高いアイテムじゃない。なにせ一番最初の魔法しか入ってないからね。でも……だ。それでも武装を作るにはある程度の数が必要だ。それこそ一枚に二枚で出来る訳ではない。数十枚……いや、ハッキリ言うと数百枚単位である。一応札はインベントリに一つの枠で999枚入る。だから余裕はあるけど……油断は出来ない。そんな簡単に一気に補充もできないのだ。


 だからすこしでも節約したい気があるっていうね。そのためにも雷の移動は控えてる。それでなんとか雷帝武装の時間を伸ばしてるのだ。反射神経と全ての身体能力もそこあげされてるし、更に言うと、雷を纏ってることでのフラングランの攻撃力も上がってる。


 だから月人のスキル封じもなんのその、近づいてくる月人を僕は動かずにバッタバタと切り倒してる。

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