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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
2207/2703

2206 前に進む為のxの問い編 581

「むむ、厄介ですね」


 そんなことを言うフィア。けどそれもわかる。なにせ……だ。なにせ月人がなんか復活してる。それに空から降ってきてる月人の中に、いつもの白い月人とは違うのがいる。確かに月人は同胞を食すことでその力を強めることができる特性がある。


 でもだいたいは月人は通常状態で現れて、戦場で死体が増えていく中で同胞を食うことで何体かが進化するって感じだった。けど……だ。けど空から送られてくるのが進化体なら、そいつらがフィアが倒した奴らを食って、さらにもう一段回進化しそうというか……実際してるというか。もしかしたら月の城では月人を進化させてるのかもしれない。


 そしてそうやって上位の月人をここに送り込んできてる。それを成してるのはやっぱり……


「妖精王を止めないと次々と月人が送られてくるんじゃないか?」


 僕はそんな懸念を言う。実際、ここにまだ妖精王がいるのかどうかわかんない。だって僕たちは妖精王とは鉢合わせてないんだ。妖精王はなかなかに偉そうだし、今やその自信だって天元突破してるだろう。なら僕たちの様な邪魔者の前に現れて排除してきそうなもの……と思うんだけど、僕たちはここにきて一度も妖精王を見てない。でもこの一般普通妖精の言う通りなら、確実にここに妖精王はいるはず。それに……だ。こんな風に月人を月から呼び出せてるのなんてそれこそ妖精王くらいだろう。


 もしかしたらセツリもできるかもしれない。けどここにセツリはいない。それにあいつは妖精を食らわせる……なんてしないだろう。


「わわわ! こいつら厄介になってます!」


 どうやら月から送られてきた上位の月人はなかなかに強いらしい。フィアの突進に耐えたり、堪えなくても、腕とか腹とか吹き飛んだとしても、周囲にいる月人を取り込んで勝手に修復しやがる。新たに月から投入された上位の月人は大きさが通常の月人よりも大きくて、背中に羽がある。羽といっても鳥の様な翼じゃなくて、なんか平面の白い何か……三角形というか四角形の角を一つ伸ばした感じというか……そんなのが二つ、背中ではなく、腰位から出て浮いてる。あれで飛ぶ……なんてことは多分できないと思うが……何かあるのかは気になる。


「「「ガア!!!」」」


 デカい口から放たれる、音のような……そうじゃないような声。それが僕たちの耳に届くと、一気に平衡感覚が失われる。思わず膝をつくし、フィアなんてヘロヘロと落ちて来た。けどまだそれはマシなほうらしい。ただの一般普通妖精は今の一撃で気を失ったらしい。なんかローレの頭の上に落ちてた。


「ちょっと……」


 とか文句を言いたそうだが、ローレも平衡感覚をやられてるのか、そんな場合じゃなさそう。僕たちが動けないでいると、羽持ちの月人達が大きく地面を蹴って飛んでくる。まずい……けど、なんか腕もプルプルして力が入らない。でもその時、大きな影が僕たちを守る様に前に出た。

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