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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2198 前に進むためのXの問い編 573

「あああああああああ、あなたたたたたたたたたたたた、貴方様は妖精界のレジェンド……フィアチェリーぜ様ああああああ!!」


「ん、良きに計らえ」


 なんかドヤってるフィア。というかフィアって『フィアチェリーぜ』って名前なんだ。それに妖精界のレジェンドとかいうなんか痛いワードも出てきた。いやそれよりも……


(やっぱりフィアって妖精なのか?)


 つまりはフィアは元は妖精だったけども、今は妖精から上位? なのかは知らないが、妖精ではない『精霊』という存在へと至ってる……という認識で良いのかな?それに……だ。それにこの一般普通妖精ちゃんの反応を見る限り、フィアはとてもすごいということで妖精界で広まってるみたいだ。


 さっきから――


「サインください!」「あ、握手とか……いいですか?」「ファァァァァ神々しい!!」


 ――という風に一般普通妖精ちゃんは興奮しっぱなしでかなり心拍数が上がってそうだ。いつもは優雅に動いてる背中の透明な羽が、まるで昆虫が飛び立つクラスの速さで動いてる。勿論それでも虫のような『ブブブー』とか下品な音は妖精の羽は出さないみたいだけどね。


「ふう……えっと……すみません。お役に立てなくて……」


「ん、しょうがない。大丈夫ですよ」


「フィアチェリーぜ様優しい……」


 なんかキャラ変わってないかフィアのやつ。だってなんか僕のイメージ的にもフィアって精霊だけど、感情豊かで子供っぽいって感じだったんだけど、今はなんかやけに背伸びしてるように見える。きっと自分に憧れてる妖精が居るから、お姉さんぶってるんだろう。


 とにかくボロが出ないように、口数少なくしてるしね。


「ですがどうしましょうか? フィアでもそしてその子でも道をひらく事が出来ないとなると……妖精の里に行くことは……」


 オウラさんがそう言って思案する。確かにこれは詰んでる。なにかヒントとかないのかな? 実は裏道があるとかさ? でもそんなのがあるならフィアが言わないはずはないか。なにせかつてはフィアは妖精の里でも上にいたみたいだしね。


 それならこの一般普通妖精ちゃんではしらないことだってしってるだろうし……こうなったらやっぱり祝福の出番か?


「とりあえずそうね。……ねえ、何があったの?」


 そう言ってローレがとりあえず妖精たちに何があったのか聞き出し始めた。

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