表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
2180/2701

2180 前に進むためのXの問い編 554

「あんたはここにいてもいいわよ。私が適当に妖精を拉致するから」


「おい!?」


 そんな事を言われて、コイツを放置にする訳にはいかない。僕はとりあえずローレを追いかける。僕はペルチェルラさんにお辞儀をするよ。色々と彼女とは関わりが増えていきそうだしね。


 その時、たまたまあっかんべーしてた彼女をみた。可愛らしい所もある人なんだなって思った。


「おいおい、これってどういうことだよ?」


「全く、妖精をちょっと拉致しようと思っただけのに面倒な……」


 その発言を聞くと、この状況は寧ろ良かったのかも……とか思わなくもないが、絶賛大変中だからね。やっぱりこの状況はよろしくない。何がどうなってるのか説明すると、僕たちは絶賛戦闘中だ。まあ僕たち……とか言ってるが、戦ってるのは僕とオウラさん、そしてヤドリカやアーシアである。あの後、僕たちは一度教会に戻った。けどそこにあの悪質なプレイヤーとか月人を連れて行く訳にはいかない。とりあえず色々な情報を抜いて、悪質なプレイヤーは脅し……ではなく、協力してもらってその悪質なプレイヤーのエリアに月人は放っておいた。


 実際、ゲートを月人が通れるのか……それを見るためにあの森にゲートを設置に行ったのだ。まあそれは達成することはできなかった。けどせっかく捕らえた月人を放置も勿体ないし、あの悪質なプレイヤーにはどうにかお灸が必要だった。なので、とりあえず別案を出した。簡単な話だ。僕たちは悪質なコトをやってる奴らを困らせたかったから、月人を送りたかったわけだけど、皆がピリピリしてる中、ズタ袋を持って通常設置されてるゲートを利用なんてできなかった。


 けど、やりようがなかったわけじゃない。それは一瞬でやらないといけないことだし、実際うまくいくかもわかんなかった。それに僕への負担がすごいし……だからやりたくなかったんだがやった。


 何をしたのかというと、まずは悪質なプレイヤーの拘束をといた。そして背後にメリッサとローレで脅しつつ、三人はゲートを潜る。なんでもないようにね。


 その際、ローレとメリッサはその悪質なプレイヤーとパーティーになってもらって、そして行き先は勿論奴らのエリアである。そして三人がゲート入ったと同時に、離れてた僕が雷帝武装で一瞬で同時にゲートに突っ込む……という荒業でしかない方法である。実際それでうまくいくかなんてわかんなかった。あとはその場のノリと勢い、そして祝福頼みだった。まあけどなんとかなった。


 とりあえずメリッサはそのエリアに潜伏して月人を観察する事になった。だってずっと命令を聞かせること……なんてプレイヤーにはできないからね。信頼? できるらしいメリッサにそこは任せることになった。


 だから妖精の森の場所にはオウラさんと僕とアーシアとヤドリカ、後はローレで来てるのだ。そしてそこで大量の月人と戦闘してるってのが、今の状況だ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ