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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2154 前に進む為のxの問い編 528

「月の石とはまたベタな」


 月の石って色んなゲームに活用されてる気がする。きっと月というワードが、その特別感って奴を高めてるんじゃないだろうか? だから色んなゲームで定番のアイテムみたいな感じになってるんじゃないだろうか? まあ月というワードじゃなくても、空にでっかい星があると、それに何か名前がついてることはあるだろう。だから○○の石とかになって出てくるってことは沢山あると思う。


「でもそのダンジョンってすでに攻略されてるところとかもあるんだよな?」


 どうやら今、摂理達が攻略してるダンジョンは全てが新規発見してるダンジョンってわけじゃない。もちろん、なんか月の活性化のせいで各地にダンジョンが新たに表れてるらしいが、既存のダンジョンにまずは摂理は挑んでる。 


 その理由は簡単だ。なにせ新たに出現したダンジョンはとても高難易度らしい。そもそもが新たに月の城に反応して出現したダンジョンの敵というのは、僕も戦ったあの『月人』なのだ。あれがたくさん徘徊してるらしい。それはそれは高難易度も納得だ。


 でもどうやら既存のダンジョンでは月人はちょっとしかいない。というか、月人が新たに表れるようになったダンジョンは何かしら月と関係があると思われてるから、新たな攻略班とかが組まれたりしてるらしい。


 そしてそれは実際当たってはいるんだろう。だって当事者たちの摂理達がそこに挑んでるんだからね。妖精王の指示らしいから、妖精王は全てを把握してるんだろう。


「スオウは? 月に、興味あるんだよね? そのペルチェルラさんって人の事、手伝うの?」


「まあ、そうなるとは思うけど……このイベントの先ってどうなるんだろうな?」


「今の状況の先?」


「ああ、下手したら摂理と戦うことになるぞ」


 黒幕的には妖精王なんだけど、摂理は玉座に君臨してる。それに実際妖精王に協力もしてるしね。まあ今は状況的に仕方ないんだけどね。摂理的にはゲームとして楽しんでるって感覚だろうしね。そこは否定してない。


 イベントの中心になってると思うと、わくわくするものだし。


「私とスオウがこうやってつながって、裏で妖精王の企みを潰すってのもいいんじゃない?」


 実際、こうやって状況を伝えあってるからね。できないわけじゃないだろう。まあけど、妖精王も全ての企みを摂理に話してるわけでもないみたいだけど。


 でもこうやってリアルで情報を共有することで出来ることはある。とりあえずそれぞれで動いて、大きなことが起こったらそれぞれの方で情報を共有していくってのがいいかもしれない。


「よーし頑張るぞ!」


「LROもいいけど、リアルの方は大丈夫なのか? 生徒会長は大変だろ?」


「うぐ……」


 なんかさっきの勢いが消えていきなり躓いたみたいな声を出す摂理だった。まだまだ夏休みは始まったばかりだ。けど気づいたら残りが少なくなるのが夏休みってものなんだよね。

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