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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
2145/2701

2145 前に進む為のxの問い編 519

その日、僕はヤドリカとアーシアと共に、シ〇神の森にきてた。あの鹿がなんか呼んでる……的なことをアーシアが言ったからだ。なんか直接頭に声が聞こえたりするらしい。


 いつもはその頭の中でだけ会話して終わるらしいが……なんか至急来てほしいみたいな? そんなことを言われたらしい。


 そして行ってみると、なんかいた。いやシ〇神様が出迎えるのはわかってたけど、その頭の上にいたのだ。なんか小さな人が……


「妖精?」


 そうそれはよく絵本とかでみる妖精の姿そのものだった。フィギアくらいのサイズの人。そして背中の透明な羽。けどその妖精は幼い姿かというとそうじゃない。寧ろなんか大人の女性って感じだった。露出よりもなんかゆったりとした服に身を包んでるしね。そしてさらに落ち着きを感じるのは、彼女が目を閉じてるからだ。


 どうやら常にこの妖精は目を閉じてるらしい。それが彼女の落ち着きを感じる要因になってるきがする。あとは声もなんかとても綺麗で、落ち着きを感じる声をしてた。


(彼女が話があるらしい)


 そんな言葉が頭に届く。どうやら今回アーシアを呼んだのはシ〇神様ではなく、この妖精らしい。そして僕たちの視線が彼女に向いてると察すると、妖精はふわりとシ〇神様の頭からういた。そして彼女が口を開いた時だった。


 なぜかその時はまだ昼間だった筈なのに、いきなり夜になった。そして大きな月が……とてもとても大きな月が空に現れる。それと共に男の声が聞こえた。


『月の玉座に女王が座った。全ての者たちよ――月を崇めよ――』


 そうして月を見ると、その巨大な月に綺麗な女の子が映る。椅子に座った女の子……それは……


「セツリ?」


 うん、間違いなくあれはセツリだろう。その日、この日この時に、ログインしてるプレイヤーそしてLROの住人全員にそれは知らされた。そしてこの日から、今まで見たことがない敵が確認されるようになった。

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