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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2141 前に進む為のxの問い編 515

「私じゃない?」


「そう、あんたじゃ役不足って言ってるのよ!」


 私は再びダンスに混ざて攻撃をする。しかも今度は一回で終わらない連撃を挟み込んでみた。まずはかかとで妖精王の足の甲を踏みつける。それによって体が固定されたところにさらに肘鉄をかます。これだけ近いとさすがに妖精王もよけられない。


 けどこの程度ではダメージらしいダメージにはならない。そんなのわかってる。それにこのままでは流れが途絶える。そうなると月のワルツの罰としてダメージはいるだろう。それはなかなかに痛い。せっかくダメージがなくなってるのにね。


 だから私はあくまでダンスです――という体を出すために私と妖精王の位置を入れ替える。お互いのつないだ腕が伸びて直線をえがく。そして絡み合う視線。さっき攻撃したはずなのに、涼しい顔をしてる妖精王。けどここからさらに私は行動する。一回離れたのなら、近づくのは当たり前だよね。だって何回もそんな動作してるし。そして緩急をつけるのもダンスでは重要らしい。これまでの動きでそう判断した。なので、一回腕を伸ばした時点でピタッと止まって二人の視線を合わせたのだ。なんか通じ合ってる風にね。そしてこうやると……


(やっぱり)


 思い通りに妖精王が私の腕を引いてきた。そして腰に手を回そうとしてくる。私はその動きに否定してさらに外側に回ってつないでる妖精王の腕を逆側に稼働させる。そして笑顔のままゴキッ――とね。


 折ってはない。多分肩が外れたんじゃないだろうか? 人の形をしてるのなら、こういう直接的なHPのダメージにならないかもしれない攻撃だって通用すると考えた。


 いや実際肩が外れるってかなり痛いとか聞くからHPにもダメージはあるかもしれない。まあけどやっぱりだけど妖精王は涼しい顔してる。もしかしてこの人、痛覚無い? 妖精王だしその可能性はある。


 


 私は一回妖精王の羽をいとおしそうに撫でて、そして背中をおす。それによって距離を離した。いくらか階段を上がっていった妖精王。実際ちょっと距離が離れすぎたかもしれない。


 手も完全に離れたし……


(どうしよう)


 どうしたらワルツというか社交ダンス的な感じになるのかな? やったことないからここから先のプランが……とか思ってると妖精王が背中を向けて片膝つけた状態で私に手を向ける。


 すると――だ。なんか風が吹いてきた。そして私の体を持ち上げてふわりと彼の元へ。なんと幻想的な……ちょっと癪だが、ここで応えておかないとダメージがくるだろう。私は手を取る。するとなんか外した方の腕なのにそのままお姫様抱っこされた。


(もしかしてこれ、もうクライマックス入ってる?)


 なんかそんな感じがしてきた。

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