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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
2105/2704

2104 前に進む為のXの問い編 478

「なんかうろ覚えなんだけど、かなり気分良かったんだよね」


「催眠でもされてたんじゃない?」


「マジでそんな感じ。あの性悪妖精ども!! 許すまじ!!」


 そんな事を言ってメカブちゃんを怒りをめらめらと燃やしてる。けどさ……それってなんか全ての責任はあの妖精たちにある−−っていうポーズに見えるというか? だって結構メカブちゃんの意思? 的なものも私的には垣間見えてたような気がするんだけど? 


「本当にあの時完全に催眠状態だったの? 実はノリノリだったんじゃない?」


「あっはっはっ、何言ってるのよセツリ。ワタシナニモオボエテナイ」


 おい、なんでカタコトなのよ。メカブちゃん、わかりやすすぎる。まあ別にいいけどね。どうせいつもはない力が与えられて楽しくなってしまったんだろう。それは私だってわかる。だってあの妖精が送った場所で私はチート装備を手にした。そしてそれを使ったわけだけど、あれは楽しかったよね。実際相手がレシアじゃなかったらもっともっと暴れたかったくらいである。


 力を持ったら使いたくなるのが人の性ってやつなんだろうなって思う。


「さて、メカブちゃんも正気に戻ったみたいだし、これからどうする?」


「一度戻るんでいいんじゃない? 妖精たちもどっか行ったし。その子、レシアだっけ? 連れて帰るんでしょ」


「そうだね」


 メカブちゃんをボッコボコにしたときにピューという感じで、妖精たちは一斉に去っていった。一体くらいは捕まえたかったが、この妖精の森では奴らは逃げる手段を多種多様に持ってるらしく、それは叶わなかったよ。


 それに妖精がいなくなったらなんかこの森、やけに静かに感じる。そんな中、レシアは木の幹に背中を預けてウトウトとしてた。寝るのが大好きな子だからね。でも一応はモンスターもいる場所だからね。寝るのは危ないからやめときなさい。


「レシア、帰ろう」


「帰る?」


「そう、私たちと一緒に帰るでしょ」


「行ってもいい……の?」


 そんな風にレシアが言ってくる。一体なんで疑問系なのか私にはわかんないよ。


「この子、人前に出して大丈夫なわけ?」


「それってどういうこと?」


「だって既存の種族とは見た目違うし……」


 なるほど、レシアもそこらへん気にしてついていっていいのか? って聞いたのかもしれない。確かにレシアは最初にプレイヤーが選ぶ種族のどれとも似てない。でも……そもそもLROには様々な装備がある。それこそ鍛治とか裁縫とかしてるプレイヤーもいるわけで、その人たちが自分の趣味全開で作ってる装備なんか着ると、それこそめっちゃ特徴的なことになる。


 それにリアルでは出来ない格好をここでやってる人たちもいるわけで、結構街中ってカオスというか? なので別にレシアがちょっと見た目違うからってそんなに注目されるとは思わない。


「大丈夫だよ。それに連れて行かないなんて選択肢ないもん」


 私ははっきりとそう告げたよ。

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