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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2099 前に進む為のXの問い編 473

飛んでくるクリスタル。それはもう数える事も出来ない位、一斉に飛んでくる。そして威力もなかなかだ。クリスタルの木とか岩とかあるわけだけど、そういうのも砕いたりしてるからね。もちろん一発当たるくらいでは幹も岩も欠けたり刺さったりするくらいである。でも大量に、それこそ大雑把に狙ってクリスタルをはなってるわけで、それらが大量にぶつかる事で、クリスタルで出来てる幹も岩も壊れる。実際クリスタルもそうだけど、岩も木だって人体よりも頑丈だろう。つまりはそれらがぶっ壊れるって事は、あれにあたると相当なダメージがあるって事だ。

 でも大丈夫。


「レシア!!」


 なんとレシアが私に向かってくるクリスタルさえも一瞬で砕いてくれた。その腕を振るってまずは砕いて、さらに体を回転させてその尻尾で追い打ちの様に攻撃をする事でメカブちゃんの攻撃を防ぐ。レシアはどうやら攻撃回数が多い。私が剣を振るってクリスタルを数個砕く間に、レシアは空間全て……と言っていいほどのクリスタルを一気に砕いてる。


(あれと戦ってたんだよね?)


 ちょっとそれが信じられない。武器や装備、さらに言えばそれについてる能力が特殊だったとはいえ、こうやって改めてレシアを見ると、その異常さが際立つ。普通ならあんなの全部瞬時にぶっ壊せないよ。それも物理でさ。


(てか、今の奴で私だけなら終わってたし……)


 絶対にメカブちゃんよりは強いと思ってたのに!! いやいや、でも今のメカブちゃんはそれこそ妖精の力でブーストされてる。それのせいだから、私がメカブちゃんよりも弱いと決まったわけじゃないだろう。私がなんとかちょっとでも自信を持ってLROをやれてたのも、メカブちゃんがいたからだ。それは前向きな理由じゃない。


メカブちゃんよりはマシな筈……という理由だ。


(いやいや、だって私の近くの人たちって大抵強いし!!)


 LROでも有名な人たちが多いんだよ!! スオウなんて言わずもがな。ほぼ八割くらいのプレイヤーに恨まれてるよ。アギトだって有名だし、アイリさんもそうだ。ローレちゃんもそうだし、テッケンさんもシルクちゃんもそうだ。それになんかオウラさんもなんか私たちが住んでる街ではとても有名になってる。


 なのに私とメカブちゃんときたら……でもまだ私がマシな筈……という気持ちだった。なのでここでメカブちゃんに負けるのは私の自尊心の崩壊を意味する。なので負けられない。そう、これは負けられない戦いなのよ!!

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