表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
2096/2705

2095 前に進むためのXの問い編 469

「帰る? だって」


 だって? メカブちゃんはそんなふうにいった。すると光が……つまりは妖精がメカブちゃんへと近づいてた。そしてなにやらメカブちゃんは「うんうん、だよね」とか言ってる。


「セツリ」

「なに?」


 めっちゃいい笑顔でメカブちゃんは私の名前を呼んだ。そんな良い笑顔、見たことないってくらいのレベルのいい笑顔だった。実際、メカブちゃんは自分の笑顔が嫌いだっていってた。どうやら、彼女の考え方的には笑顔には顔のレベルが現れるらしい。つまりは自分の笑顔が嫌いな彼女は自分の顔面をよく思ってないって事だろう。


 まあ実際、メカブちゃんはバリバリLROの容姿は違う。同じ部分はおっぱいくらいである。それが悪い訳じゃない。普通の事だし。でもバリバリに容姿を変えてるここでさえ、彼女は自分の笑顔が嫌いらしい。私的にはLROのメカブちゃんの容姿は普通に可愛い。リアルにいたら勿論レベルは高い。上の上くらいである。でも嫌いって……どうしてって言ったら「あんたがいるから」とか意味不明な事を言われたことを思い出した。

 そんな記憶がフラッシュバックするほどにいい笑顔。そして次の瞬間、なんか近くで――


バキィィィィン!!


――と耳をつんざくような音と共に、髪の毛がバッサバサとなった。


「へ?」


 なんか二人が、厳密に言うとメカブちゃんとレシアがそれを発生させたようだ。私の前に立つレシアは腕を前に掲げてる。そしてその手のひらからはなにやらプスプスと煙が出てる。まるで何か熱いもの受け止めました……というように。


「やるじゃん」


「どういうつもり? 私とはともかく、セツリと貴方は友達……でしょ?」


「そうね。だから連れて行ってあげようって思ってるわけよ!!」


 そう言って手を振ると、周囲の光から光の玉が向かってくる。あれってメカブちゃんの合図とともに、妖精が攻撃を仕掛けてるって事? でもそれをレシアは尻尾の一凪で吹き飛ばした。


「無駄」


 わーお。私ちょっとレシアにドキドキしてるかもしれない。それと同時にメカブちゃんには失望だよ。たしかにここはゲームだ。別にけがをするわけじゃない。でも普通知り合いに攻撃なんてしないでしょ。でも違和感もある。だって流石にメカブちゃんがどれだけわがままで傍若無人で、グウタラなダメ人間だとしても、手を上げるような子ではない。


 孤児院の子供たちがどれだけやんちゃしたって手なんてあげない。


「メカブちゃん、今何したか本当にわかってる?」


「もちろん。だって、妖精の里に行きたいでしょ」


 その発言を聞いて確信した。


(ああ、これは妖精のせいだな)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ