表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
2093/2701

2092 前に進む為のXの問い編 466

「メカブちゃん……大丈夫?」


 私は緊張しつつ、そんな言葉をメカブちゃんへと向ける。何が起きてるのか……それをちゃんと確かめないと……と思ったんだ。


「ふふ、大丈夫だよ摂理。私、今とっても気分がいい」


「メカブちゃん……本当に大丈夫?」


 なんか目が逝っちゃってるような? いつもは結構だるそうにしてるメカブちゃんが、今やなんか「うーららぁ」とか言って歌って回ってるからね。それにその格好……流石にいつものメカブちゃんなら、今の格好であんな踊りしないと思う。何せかなりエロい格好をしてる。なんというか……ほぼ裸みたいな……それこそ金色のパンツやブラをしてるが、それはほぼヒモというか……いやなんか一応ブラもパンツも金色の部分が体に広がってはいる。だからずれるってことはないと思う。大切な部分は守ってるだろう。


 でもそれも本当に大切な部分だけ……だ。乳首とお股だけ……そのパンツとブラから分岐してる枝葉のような部分がメカブちゃんの肉というか脂肪に食い込んでなんかムチムチに見えるし……実際、メカブちゃんはその胸の大きさに比べて、とても体は細い。それに元からメカブちゃんは小さいしね。


 でもどっちかというと、メカブちゃんは可愛い系であって美人系じゃないから、エロさってそこまででもなかった。でも今は格好も合間ってエロいと言わざるえない。私だけしかいなくてよかったよ。もしもここに男性のプレイヤーがいたら、あのメカブちゃんを録画して、全世界に公開してたかも知れない。そうなったらもう、黒歴史間違いない。


 腕には手首と二の腕のところにリングがついてて、それに薄い布がついてる。それはとても薄く光を反射するためにあるのか、虹色に光る不思議な布だ。そして頭にもなんか綺麗な頭を包み込むようなアクセがついてる。さっき渡したブローチはどうなったのか……その姿は見えない。あれが今の姿になるための、アイテムってことなんだと思う。


 つまりは日朝で言うところの変身アイテムってやつだ。きっとね。まあ今のメカブちゃんの格好は日朝には出演できない格好だけどね。どう見ても深夜アニメの格好だ。


「大丈夫よ。ふふ、ふふふふ変な摂理」


「そっか、なら帰ろう。今日はもう十分じゃない?」


 なんかテンションがおかしいメカブちゃんに私はそんな提案をする。流石にメカブちゃんだけ置いていくってわけにもいかないからね。


「うんうん、そっか」


 何やらメカブちゃんが私とは別の方向を向いてそんなことを言ってる。それはきっとメカブちゃんの周囲にある光……つまりは妖精達と話してるってことだと思う。私の言葉は無視ですか? 確かにメカブちゃんは都合の悪い言葉をスルーするスキルはとても高いが……


「ねえ摂理、一緒に妖精の里へと行きましょう」


 手を合わせて嬉しそうに、メカブちゃんはそういった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ