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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2084 前に進むためのXの問い編 458

「う……ん、ここは?」


 私の太ももの上で、そんな声を出してレシアが目覚める。周囲の木漏れ日が眩しいのか、レシアは自身の手でそれを防いでる。そして指の隙間から周囲を見て、私に気づいた。


「セツリ……ちゃん?」


「うん、おはようレシア」


 そう言って私はレシアの頭をナデナデしてあげる。レシアの髪の毛は柔らかくてサラサラだから、触ってると気持ちいい。それになんか温かい。きっと炎属性だからだろうか? 実際炎って熱血漢的なイメージあってレシアには似合ってないと思うんだけど……どっちかというと私の中のレシアのイメージって水とか……氷とかそっち系だしね。


「ここって……外?」


「そうだよ。これからはずっといっしょにいれるよ」


 私はそう言ってにっこりするよ。私はマザーと交渉して、レシアを開放したのだ。けどあの場所にはボスが必要らしいから、適当なボスを生みだして配置しておく……ということだった。そもそもが最初はレシアじゃなかったはずだし、きっと最初のボスに置き換わったんじゃないだろうか? 


「本当に危険は無いんでしょうね?」


 そう言ってくるのは一足先にあの夢の場所から戻されてたメカブちゃんだ。彼女はそんな事を言いながらも、なんかさっきからずっとレシアのさらけ出されてるお腹を触ってる。今のレシアはなんか薄い布の装備に身を包んでる。


 それこそ、暑い国の人が着てる体が透けるような布ね。大切な所はもちろん、見えないようなのが覆ってる。でもそれもほとんどビキニみたいな物だ。これはアレかな? マザーのサービスなのかな? でも私達女しかここにはいないよ? もしもここに男が居たら、レシアのこの格好には拍手喝采を送ってたと思う。


 実際私も眼福では有る。なにせレシアってだいたい寝てたからパジャマくらいしか見てなかったし。こんなセクシーなサービス衣装を着るなんてことはなかった。だいたい枕を抱えてパジャマで……だったからね。


 実際寝てるのはいつもの姿だけど……


「エロいネグリジェがある意味がわかっちゃうね」


 レシアは可愛い系の顔をしてると思う。でもそのレシアがこんな格好で横になってると……なんかエロい。脚をちょっとモゾッとさせたり……その口から吐息の様な寝息のような声が定期的に聴こえてくると、これは男ならそれこそいたずらしたくなっちゃうのもわかる。


「って寝ないでよレシア! 目覚めたばっかりなんだよ!!」


 まさかこの状況で二度寝を敢行しようとしするとは……流石レシアだよ。

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