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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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2083 前に進むためのXの問い編 457

実際食いついてきたのは良かったけど、私の可能性とはなんだろうか? それにそれをマザーに体感させないといけない。私がLROでいくら冒険をしたとして、それをマザーに体感してもらってそれは彼女的には可能性をかんじるだろうか?


「私と一緒に冒険しようよ!!」


 とかいう案を私は考えたわけだけど。どうなの? それってある意味で私にしかメリットがないような? だってマザーが居たらなんだって教えもらえる。初めて見る敵、初めて行く場所のギミックだって、全てマザーはわかってるだろう。


(うーん、それじゃあ、冒険感薄いよね)


 なんでもつまらなくて、可能性を感じてないって感じのマザーの気持ちを少し察してしまった。結局のところ、LROではね。きっと何もしなくても、マザーはなんでもこの世界ではしってしまうんじゃないんだろうか? だってマザーが常に監視してないと、重大な問題が起きたら困るだろうしね。


 それにこれだけの本当の世界と変わらないと感じる世界である。もしかしたら小さな問題か積み重ねっても問題になるのかもしれない。てか問題って普通は大きなことってそんなにおこんないよね。


 むしろ小さな問題が積み重ねって、いつの間にか大変なことに……とかなるのかもしれない。それを考えたら、下手に知ることをやめて、冒険する時間を作ろうよ! とかいえない。ならどうするのがいいのか?


「マザーはリアルには行けないの?」


『リアルの情報は得てます』


「それはそうだとは思うけど……私を通してリアルを見るとかさ。どう?」


『それは……』


 しばらく返事が帰ってこない。どうやらマザーも考えてるらしい。でもマザーみたいなスーパーコンピューターなら一瞬で判断できそうな? しらないが。実際、マザーが得てる情報ってネットから入ってくる情報だよね? あふれる記事とか、不特定多数のつぶやきとか? でもそれって他者と接してるとはいえないだろう。


 私を通してリアルと接せれるとしたら? それはどう? やれるのかは知らないけど。


『興味深くはあります』


「私と一緒にリアルを体感してみようよ!」


 リアルなら、マザーも何もわからないはずだ。なにせマザーが支配してるのはLROだけだから。リアルにはマザーの影響力なんてない。それだときっと全てが新鮮なはず。


「そういう事、できる?」


『貴方がソレを受け入れるのなら、検討してみましょう』


「私はマザー受け入れるよ。だから、レシアを……ううん、姉妹たちの事、よろしくね」


 レシアだけでこの条件をつけると、姉妹たちのたびに私は何かを差し出さないといけなくなる……と想ったから、いっしょくたにした。私って賢い。

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