表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
2030/2701

2030 前に進むためのXの問い編 403

「硬い!?」


 なんか普通に弾かれた。いやいや胃袋は壊せたじゃん!! 私はドラゴンの内蔵に 文句を言うよ。けどそんなのは意味はない。だって内蔵が応えるわけはない。そんなこんなしてると、スライムたちが迫ってくる。


「とりあえず安全地帯に……」


 いや、そんな場所があるかわかんないが……とりあえずスライムから距離をとることにする。大丈夫、奴らは愚鈍だ。私のスピードでも十分に逃げ切れる。それから私は剣で壁をひっかきつつ、柔らかい場所はないかと確かめながら走った。いうなれば、小学生が棒を持って壁に当てながら歩くようなものである。


 まあこっちは剣でやってるからね。やられる方はたまったものではないだろう。けど大丈夫、今のところまったく傷ついてない。


「胃袋はたまたま柔らかかったのかな?」


 そんな予想が出てくる。それとももしかしたら何か弱い属性があるとか? でも胃袋の時は何も考えずに壊せた。でもそういうこともあり得る可能性はある。私はとりあえず簡単に纏わせられる炎を纏わせてみた。


「ファイヤーソード」


 これはどんな武器にも炎を纏わせる事が出来るスキルだ。ソードとか言ってるが、別にソードである必要はない。小手とかにも纏わせる事ができる。けどこれは見た目的には格好いいけど、そんなに強いかというとそうでもない。見た目重視だね。そもそも斬るのって一瞬じゃん? 


 このファイヤーソードの火力ではその一瞬では「あつっ!?」って感じるくらいしかしないんだよね。ちゃんと突き刺してその場にとどめておけばそこそこのダメージは出るけどね。ようは継続して焼かないとこのファイヤーソードでは大したダメージは稼げない。


 そういうスキルだ。けど格好いいから皆取ってるスキルである。なにせ炎が刀身に纏う演出から含めて格好いいからね。ちなみにこれはスキルを発動してる本人にはその熱は伝わらない。だから私が熱く感じることはない。


 とりあえずファイヤーソードにして、私は壁に剣を当てながら走る。それで何か変わったか? といえば……


「うーん、ちょっと柔らかくなった? いや気のせい?」


 そんな感じだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ