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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
2028/2756

2028 前に進むためのXの問い編 401

胃袋の壁には私の剣によって傷つけられた跡が沢山出来てる。このドラゴンの内部の壁……まあ内蔵だけど……どうやらかなり再生が早いみたいだ。けどブレイクソードはそこら辺ちゃんとわかってて使ってる。


 一通り……というかそれなりに傷をつけると、傷事態が発光しだす。そしてその傷がもう一度爆発して胃袋に大きな穴をあけた。


「よし!」


 爆発して穴が空いた壁はうねうねとしてて気持ち悪い。それにドラゴンは別に胃に穴が空いたからって全然反応してない。痛みとかかんじないんだろうか? そもそもが胃袋に痛覚があるのかって感じもあるけど。


 私はとりあえず胃袋からの脱出に成功する。


「ここはどこになるんだろう? 血管とか?」


 なんか胃袋から脱出したら、通路? みたいな所にでた。だから私は血管なのかな? って思ったわけだけど、血管なら常に血が流れてないと血管とは呼べないのではないかな? しらんけど。


 よくわかんないけど、私は通路を進む。適当な方向に進んでいく私。だってここにはマップもなにもない。女としての鋭い勘を信じるしか無い。まあ別にピキーンとかいう感覚があったわけじゃない。そこらの棒を倒して倒れた方に進む……程に適当な感じで進んでる。


 そんな風に進んでると、なんか出てきた。壁から滲み出るようにして、赤黒いスライムが出てきたよ。


『ドラゴン・スライム』


 って書いてある。名前はとても強そうである。鑑定したらなんか体内の抗体? みたな感じに書いてある。人間で言うところの白血球だろうか? ようは私の事を体の内部に侵入してきた異物だと思って排除しようと出てきたってことだ。


「スライムとは相性が悪いんだけど……」


 とりあえずスライムとの戦闘のセオリーは核を狙うことだ。核……核……


「核……なくない?」


 私は鈍足なスライムを一生懸命観察して核を探した。鑑定もそうだし、弱点を見極める『弱点把握』とかね。これは使うと敵の弱点部位が強調表示されるってやつである。ついでにどの属性に弱いとかもわかる。まあそれは鑑定でわかるけど。


 だからスライムと戦う時に弱点把握を行うと核のいちがわかりやすくなるのだ。けど……弱点把握であのスライムたちの核が見えない……というか強調表示される場所がない。


 このスライムはどうやら野生のスライムとは一味違うらしい。

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