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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
2010/2702

2010 前に進むためのXの問い編 383

「ちょっとまって、みんな楽しかったんだよね?」


「そだよ」「まあまあ」「滑稽だったよお姉さん」「もっともっと遊びたかった」


 私は妖精が勝手に喋って、そして勝手に話を進めていくって事をしってる。妖精はその可愛さを盾に、好きなよう生きてるんだろう。だから全員自己中というか、他人の迷惑を考えてないというか……まあようは話を聞かない奴が多い。実際まだ二桁にも届いてない接触回数だが、妙な確信ができつつある。


 だってこの眼の前の妖精たちも、すぐに妖精たちだけで、ペラペラと喋りだしてるし……てかさっき、なんか滑稽とか言われたような? てか私だってやられるだけで許すほどに寛大ではない。遊ばれただけなんてのは、我慢ならないってのもある。


 だからこそ、報酬は要求させてもらう。これって当然の権利だよね? このままだときっと妖精たちは――


「楽しかったよ。バイバーイ!」


 ――とか言ってきえていくんだろう。もしかしたら、こういう遊び? に付き合っていくことで信頼を積み重ねていずれ妖精の里への招待券を得る――ということなのかもしれない。条件はモンスターの正体を倒す前に見破って、遊びに付き合うとかね。


 けどそんな何回もやってられないし、ただ戦ってるだけでは実際わかんない。実際私自身は全然気づかなかったし……


(けど、今考えたら流石のハイ・サンダーエレメンタルも魔法連発しすぎだったのか?)


 複数の妖精が合わさってたからこそのあれだけの魔法の連発だったのかもしれない。でもエレメンタル系のモンスターは魔法主体の攻撃をしてくるからあんなものだと言われたら……ね。実際私はハイ系という上位とは戦った事なかったから、あれが普通かはしらないが、普通のエレメンタルとは戦った事ある。


 だからそれを考えるにはあれくらいは……とは思ったんだ。今はもう怪しいとしか思えないけど、もう一度戦って「捕まえた」をやって、いや全然普通に反撃とか食らったらちょっと恥ずかしいよね。


 一人ならまだしも、パーティーでそれをやるとなるとね。いや昨日のメンバーが集まってくれたら話が早くて助かるけど……何回もやらないと行けないとなる、そうそう同じメンバーでって無理がある。


 それならもうここで終わらせたいって私の願望は正当なはずである。別に面倒だからじゃない。


「私も楽しかったな。けどまだ遊び足りないような気がしないかな?」


 私はそう言って、妖精が乗ってくるのを待つ……なんてのはしない。てかそんな事をしてたら、コイツラはどんどん話を脱線させていくのだ。そういう奴らだと私は知ってる。なら疑問形にする意味なくない? って思うかもしれないが、一応である。


 ある程度妖精にあった時のシミュレーションをしてて良かった。


「私はまだまだ足りないんだ。楽しい遊びを教えてくれたらこれ、あげるよ?」


 私はそう言って飴玉を取り出した。勿論賄賂である。物で釣る――ともいう。卑怯? そんなのは知らないね。なにせ私はそんなに会話が上手ではない。マシンガントークとかされる前にこっちが主導権を握らないと行けないんだ。


 そして妖精たちは私の策略にまんまとハマってくれた。しめしめである。絶対にあんたたちは逃さないよ。

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