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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
2000/2700

2000 前に進む為のXの問い編 373

「大丈夫、絶対に護るから」


 私はそんな事を言って強がった。けどすぐに後悔してるよ。私はまだなんとかやられてない状態だ。さっきから全くもって、ハイ・サンダーエレメンタルに近寄れてない。だって向こうは魔法を使う。いや、それは当然だ。別段文句なんてない。魔法特化の敵がいるのなんてゲームでは普通だし……けど一つ納得行ってないところがある。それは……


「流石にノータイムで魔法を連発しすぎでしょ!!」


 そんな事をいってる私の頭上からバチバチと聞こえたから、私は転がるようにして、その場から離れる。すると一瞬バチッとなって地面がこげる。見た目その程度だけど、食らったらダメージとしてはなかなかに痛い。それはHP的にもそうだし、肉体的にもだ。電気って一回食らうとどうしてもピクって体が……というか筋肉が反応する。その一瞬は体が脳の命令から電撃の電気信号に筋肉が反応してるっことだ。


 そのせいで、次の一歩が遅れる。そうなると、防戦一方だよ。だから食らうわけにはいかない。けど……雷系の攻撃って避けづらいのなんのって……一応リアルよりは優しくはなってる。それこそ前兆として、バチバチといってるのがそれが。それかファイヤーボールみたいなサンダーボール系の魔法なら目にも見えやすいからまだ避けやすい……


「いやいや、だからそれは反則!!」


 なんかハイ・サンダーエレメンタルがサンダーボールを十個くらい作って放ってきた。信じられないんだけど!! 後衛の大変な所はその詠唱の難しさにある。初級魔法はそれこそ詠唱は簡単だけど、戦闘中に毎回詠唱をしないといけないというのは案外難しい。それこそ簡単な詠唱でも……だ。


 でもそれを回避することはできないから、それが後衛が魔法で無双できないようになってる仕組みというかバランスだ。けどアイツはどう? あのハイ・サンダーエレメンタル……というかそもそもエレメンタル系の敵がそうだけど、奴らは口がない。だから詠唱をしてる様子がない。まあ実際、モンスターは詠唱を必要とせずに魔法を使ってくるやつってのがいる。


 けどそれは魔法なのか、そもそもがその個体がもってるスキルなのか……わかんないんだけど……でもあれは明らかにサンダーボールだしね。そもそもエレメンタルは魔法を放つ生物とかそういう説明文がある。


 ならあれは魔法だろう。なのに全く詠唱を必要としないって……おかしい。まあ実際、チームをちゃんと組んでやると、そこまで強いってわけじゃない。なにせ弱点は明確だしね。でも一人で相手にするには相性が悪すぎる。


 そこらの石を拾って投げても……どうやら奴が上位に進化したハイ・サンダーエレメンタルというのもあるんだろうが……どうやら通用しない。普通のサンダーエレメンタルは落ちてるクリスタルをぶつけたら甲高い音を出して動きが止まる。


 実際、ぶつけられたらハイ・サンダーエレメンタルも止まるだろう。けど当てることができない。なにやらハイ・サンダーエレメンタルには周囲にクルクルと回ってる子供? みたいなのが増えてて、それが本体にぶつかる前に私が投げたクリスタルにぶつかってきて自己崩壊するのだ。それで本体を守ってる。


 ならいくつも投げて、その守りをなくせば……と思うだろう。勿論私もそれは考えた。けどだめだった。だってクリスタルとぶつかって崩壊したそれは、すぐにもとに戻るんだ。せめてクールタイムがほしい。


 そうじゃないとおかしい……と私は運営に抗議したいよ。

全体を見て2000話みたいです。なんかいつの間にかこんなに積み重なってました。勝手にやってるだけだけど、感謝してます。

 これからも続けていきます。


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