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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1985/2708

1985 前に進む為のXの問い編 358

「何か分かりましたか?」


 上位の鑑定その名も『熟練鑑定』とかだったと思う。それで斥候の人が妖精を鑑定してくれた。何かヒントでも表示されたらいいんだけど……


「妖精の好物は楽しい心……だそうだ」


「えっと……それが追加されたってことですか?」


「そっちの鑑定の文と比べるとそうなる」


 ぶっきらぼうだけど、必要なところだけを切り抜いて教えてくれた……ということか。実は何か別のことを隠してる……ってこともないだろう。この人とはあまりというかほぼ話してないが、そういう人ではないと思う。私は全然人を見る目なんてないから、この感覚がどれだけ役たつかって言われると自信ないが、なんとなくこの人はそういう嘘とかいう人じゃないような気がする。


 


「でも楽しい心って……何か楽しくしてたら、妖精が案内してくれるとかか?」


「案内ってまでは書いてないですよ。集まってくるとか、出会いが増えるとかじゃないですか?」


「直接聞けば?」


「それを聞いても私たちには資格が無いって言われるだけです」


「俺たちもそうなのか?」


 私の返答にリーダーさんが妖精にきく。すると「そうだよー」と妖精はいった。その資格とは一体。


「もっと上の鑑定って……」


 ちょっと申し訳ないが、もっと上の方の鑑定はあるのだろうか? とかいう質問をしてみた。けど、どうやらみなさんこれ以上のことは鑑定ではわからないのでは? ってことだった。まあそうだよね。私も鑑定は妖精の姿を表す手段でしか無いのでは? と薄々思ってた。


 じゃあ、他のスキルが必要だね。でも妖精が言う資格が何かってことがわかんないとやりようがない。何かのスキルが必要なんだろうとは思う。これまでの事を考えるとそうだろう。けど、LROのスキルはそれこそ膨大だ。何もヒントかなく一つ一つ試していく? 流石に現実的じゃない。それにどこかにきっとヒントはあるはず。


「妖精に関連するスキルなんてあったっけ?」


 そう言ってみんな自分のスキルを確認する。これまでは感知系のスキルが役になった。けど、そんな縛りがあるかはわかんない。何か戦闘系のスキルかもしれないし、回復系かもしれない、それかもっと別の……


「ねえ、お願いヒント頂戴!」


 私は妖精にそんなお願いをしてみたよ。てか最初からそうしろよって思うだろう。けどね……この妖精……うん。

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