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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1984/2711

1984 前に進む為のXの問い編 357

「おお、本当に妖精だな」


「すごい……初めてみました」


 みんなの元へと戻って妖精をお披露目すると、みんな興味津々と言った感じになってる。まあ妖精ちゃん、めっちゃ可愛からね。それになかなかに嫌らしい服だし……背中パックリ開いてるし、足はさらけ出してる。小さいけど、おっぱいもあるし、そのむねを隠してる服は服なのか……なんか張り付いてる感じで大切な部分は見えてないけどさ……露出はかなり高い。実際アニメとかで見えてた妖精って角度変えたら確実に見えてるよねって感じだったから、不思議だったよね。


 そしてLROならはっきり言って見放題である。だって妖精は飛んでる。そのヒラヒラとしたスカートでね。そんなに長くもない布面積でだ。まあもちろん大切な部分はもちろんだけど見えない。けど、スカートの中は見放題である。


 そこに妖精はどうやら羞恥心はないらしい。まあそもそもがスカートだけど、前は空いてるからね。そして大事な部分はハイレグで隠してる。いやエロいよ。妖精だから可愛いってなるが、もしも人間サイズの人がこの格好をしたらエロエロもエロだよ。


「それでですね。皆さんで妖精の里を探しませんか?」


 みんなそれぞれに目的がある。予定だってあるだろう。私は夏休みに入ってるからいくらだって時間はある。今はおばあさんもこなくなってるから、規則正しい生活? 何それ? って感じの毎日だ。好きな時にご飯をそれぞれ用意して食べるっていうね。一日、同じ屋根の下にいるのに同居人達と顔を合わせないってのも普通にある。


 まあスオウが日鞠ちゃんと付き合いだしたから、なんとなく避けてるってのもあるかもしれないけど。私的にはまだ諦め切れてなんてなんかないわけだけど……でも日鞠ちゃんも恩人ではあるし……板挟みだからね。心の整理って意味でも、避けてる感じはある。


 まあきっと夏休みが終わる頃には折り合いをつけれると思う。なので私には時間はたっぷりとある。


「いいねそれ」


「妖精の里……まだ誰も見つけてない場所を見つけられたらすごいよな」


 どうやら男性陣も妖精の里には興味があるみたいだね。まあそうだよね。だってこんなに可愛い妖精がいっぱいいるとなると……ね。確かにLROには可愛い子がたくさんいる。キャラクリできるんだから当然だよね。でもここまで小さい存在ってプレイヤーでは無理だからね。


 


「それで妖精は第六感と鑑定で見えるようになったんですけど、でもどうやらまだ里へと招待されなくて……何かが足りないみたいなんです」


「餌付けとかしてみたら?」


 そう言って何やらインベントリにあるお菓子を渡す男性陣。飴とかクッキーとかね。それは喜んで食べるけど……それは私たちもやった。好感度は上がるようだけど、里には案内してくれない。


「どうやらまだ資格的なスキルが足りないようなんです。鑑定の上位のスキルがあれば、何かヒントが見えるかなって思ったんですけど……持ってませんか?」


「それならそいつが」


 そういってリーダーさんが指し示したのは斥候を担当してくれてた人だ。彼はさっきから一言も喋ってない。けど興味はあるようにチラチラみてたけどね。なるほど、確かに斥候なら鑑定は大切だろう。だから上位のスキルを持っててもおかしくない。


「えっと、お願いできますか?」


 私は自分が可愛いと自覚してる。LROでもそれは変わらない。容姿がリアルと一緒だが、クリエイトされてる容姿にも匹敵して劣ってる部分なんてない。だから両手の指を合わせて、顔の前に持っていき、上目遣いで頼んでみた。


「わかった」


 そんなぶっきらぼうに言われたけど、耳は真っ赤ですよ。

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