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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1973/2758

1973 前に進むためのXの問い編 346

セツリ視点です。

「ふう……」


 私は顎まで流れてきた汗を拭う。そしてモンスターが消えて落ちてるアイテムを拾うよ。


その時も「お願いします!」とか願いながらそれを手に取った。そして鑑定によってそのアイテムを鑑定して何かを確かめる。


「やっ、やったー!!」


 私はその鑑定結果を観て小躍りするよ。実際踊ってるわけじゃない。その場でピョンピョンしてるだけ。そんな私を仲間たちか微笑ましく見てる。


「おめでとう」


「はい!」


 私の喜びようにパーティーを組んでくれた人がお祝いをくれる。実際、私だけのためにこうやって戦ってるわけじゃない。勿論彼らにもそれぞれ目的があって、そのために仲間を必要としてたってのがある。


 だから私たちは互いに相互利用してるんだ。でもそれでも皆、楽しくこのLROをやれるように互いに思い合って、そしてワイワイとやってた。私は基本、オウラさんとか今私が拠点にしてる街の騎士の人達とかと、行動を共にすることが多いんだけど、やっぱりクエストをこなす中では、自分が拠点としてる街の周辺だけでは得られないアイテムってのがある。


 そういう訳でこうやって遠出するとなると流石に騎士を付き合わせるわけにはいかない。オウラさんとかも都合が合わないときだってある。他にもメカブちゃんとか居るけど……あの子はダラダラするためにLROにいるからね。こっちが誘っても動いてくれないのだ。


 


「これでアイテムは揃ったのだろう? どうするもどるか?」


「いえ、みなさんがまだやるというのであれば付き合います!!」


 なにせ私の目的が達成されたらさっさと抜けるっていうのは心証が悪い。パーティに入ったのなら、パーティ全員が納得して帰れるのが良いと思うんだ。私たちは今、結晶化したような木々が生えてるクリスタルの森とかいう場所にいる。


 とても綺麗な場所だ。でもここの敵はクリスタルの影響を受けてるのか、防御力が高いから、一人ではなかなかにきついんだ。だからこうやってパーティを組んできてる。私は必要なアイテムを得ることが出来たけど、まだパーティの他のメンバーは目的の物を得てない人もいる。


 パーティで居る時は、パーティ全員が同じ数のドロップ品を得れるけど、何を得たかはそれぞれで違う。同じ場所に現れてるアイテムを手に取ったとしても、その場にはその人が取るまでちゃんとアイテムはあるようになってるのだ。


 それで自分で確かめるまでは何が手に入ったのかはわかんない。大変そうだけど、自分が目的としてるアイテムを別の人が得たら譲り合ったりも出来るシステムだ。数は同じでアイテム自体はランダムだから、誰かが不公平とか無いようになってるのもギスギスしなくていい。


 いや、ギスギスする要因はどこにでもあると思うけど、でもこのパーティは雰囲気良かった。だからもうちょっと……アイテムは得たけど、戦闘経験とかを積みたいから私は継続を選んだ。

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