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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1966/2701

1966 前に進むためのXの問い編 339

「本気の俺たちについてこれるかな!!」


「行くぜ!!」


 そう行ってカコンと勢いよくピンポン玉を打つ音が響く。どうやら本気というの本当のようだ。さっきよりも球のスピードが早い。まあけど、僕の目が捉えきれない……なんてことはないんだけどね。集中すれば、普通にゆっくりに見える。だから僕は普通に打ち返す。けどなんかネットにかかった。


 むむ……回転もどうやらさっきよりもより掛かってるらしい。


「へへ……卓球はそんな簡単じゃないぜおじさん」


「いや、僕は高校生だよ」


 流石におじさんはない。僕は実年齢よりも年食ってる様に見られたことなんかない。寧ろ若く見られる方が多いくらいだ。たしかに小学生からしたら高校生なんて大人に見えるのはわかる。僕も昔はそうだった。高校生ってなんて大人なんだろう……って思ってたよ。でもなってみると、別に全然そんなことはないってわかるけどね。


 でもだからっておじさんはない。まああの生意気な子供の心理的な作戦なのかもしれないけどね。そうやって心を乱させるきなのかもしれない。


「へっ、悔しかったらこっちのコートに入れてみな。俺の必殺ショットはそんなに簡単に攻略なんて出来ないけどな」


 必殺ショット……とても小学生らしい。きっと格好いい名前とかつけてるんだろう。小学生ならそれを叫んだりしそうだが……コイツラはそういうタイプではないみたいだ。自分の中でだけ叫んでも納得できるみたいだ。


「むむ」


 次の球も打ち返したけど、再びネットにかかった。久々すぎる卓球でこの回転に対応するのはなかなかに難しい。縦方向に強く回転してるから、落ちてるのかもしれない。自分が想像してる以上に落ちてるから、ネットにかかってしまうみたいな?


 けどだからって上に打ち上げると台に落ちない可能性も出てくるし、何よりも次がチャンスボールになるしな……そうなると日鞠が……逆回転を掛けて打ち消そうにも、元々かなり低くを飛んでくるからな……そうなると上から打つようになってしまって更に縦回転がかかるっていうね。


 もっと技術があれば打ち返せるんだろうけど、流石にそんな技術ないし……


「スオウ」


 そう行っていきなり日鞠が耳元であることを言ってきた。なるほど……確かにそれなら……行けるか。やって見る価値はある。

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