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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1956/2704

1956 前に進むためのXの問い編 329

僕たちはバスを使ってなんか郊外の総合施設? ショッピングモール? 的な所にきてた。どうやら日鞠の目的はここだったらしい。珍しいな。日鞠は別段、オシャレではないわけじゃないけど、そこまで女子として一般的にオシャレに関心があるかと言われると、別にそうでもない。だからこそ、学校にはあの芋っぽい格好でも行けるんだ。


 これが今どきの普通の女子高生なら、実際はあの日鞠のいつもの学校の姿は嫌がるんじゃないかって思う。野暮ったい三つ編みに、黒縁メガネとかさ……昭和かよって感じだし。それにスカートもそこそこ長いからね。膝小僧を隠すくらいにはある。


 でもそれも日鞠は自分の美的感覚でやってるわけじゃない。真面目を演出してるんだ。今までは生徒会長だったしね。今は違うんだが……違うけど、別に学校では今もあの恰好だ。でも普段は別に今どきの可愛い服をきてたりする。だから、普通にファッションセンスがないほうではないだろう。


 ここに来たということはなにやら服を新調したりするんだろうか?


「こっちだよスオウ」


 そう言ってつれてかれたのはなにやらこのショッピングモールでやってるイベント? 的な場所だ。


「これってフリーマーケットなのか?」


 日鞠は地元のところでもこういうのをやってたと思うけど……なにやら奥様方やらお年寄りとかか、家にある不用品というか使わないものをもちよって決められた日に近所の公園とかでフリーマーケットを開催してるってのがあったと思う。


 まあけどここのショッピングモールのはなんかもっと練度? というかそういう不用品って感じではないね。流石に大型のショッピングモールだからか、不用品というよりも、もっと個人個人の創作物? 的な感じのが多いようにみえる。


 それこそ改造したオリジナルの服とかあるし、小物を自作したと思われるものとか、なんか石とかもあったけど、あれを買う人はいるのか? てか石ってファッションアイテムだったの? とか色々と思うけど、中には凄く凝ってるものとかもある。自作したとは思えないような綺麗なブローチとか……世の中には世を忍んでる才能ってのが案外何処にでもあるんだなって思ったよ。


「そうだよ。こういうところで行われてるフリーマーケットはその趣向に合わせた物を出品するのが大事なんだよね。まあそういうと本当の意味でのフリーでは無いかもだけどね」


「確かにな」


 フリーマーケットのフリーってのはなんでもって意味ではないのか? って思うけど、なんでもだから定義が曖昧すぎて、出しにくいとかあるかもしれない。それにこういう創作物を作ってる人はそこそこプライドとかもあったりするかもしれない。


 そこらの用無し品と肩を並べて出品したくないっていうのもあったりね……するかもだよね。そういうニーズを汲み取って、そこらのフリーマーケットの一段くらい高さを出したフリーマーケットがこれなのかもしれない。


 実際ショッピングモールに来る人達は買い物意識だって高いだろうし、近所でやってるからちょっと見てみるかよりも「なにか良いものでもないかな?」という意識が働いて見に来る客はおおそうだ。


 それになにを買おうか決めてない客よりも、こういうのを探してたんだって事が起こりえるかも? 創作者にとっては自分の思いがこもった創作物を売れるし、ショッピングモール側にとってもなにかメリットがあって双方に良い事が起こってるなら、とても良い試みなのかもしれない。


「で、なんでここに来たわけ? ただの買い物……なのか?」


「ううん、知り合いがここに出品してるんだよ。それのお手伝い」


「え?」


 ちょっと戸惑う僕。だって今日ってデートって……デートって言ってなかった? 第三者が介入するデートって……

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