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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1950/2711

1950 前に進むためのXの問い編 323

とりあえずあれからちょっとでもアーシアの奴にあって、LROから出て、寝て起きてゆったりとして家でくつろいでる。今は夏休み、時間なら大量にある。去年は一瞬で通り過ぎた気がするが、今年は今のところ余裕がある。え? 宿題? 大丈夫、大丈夫。ちゃんと日鞠が予定を組んでくれてるから! 焦る必要なんて微塵もない。


 そんな日鞠は夏休みなのに学校に行ったり、色々と活動をしてる。学校と言っても僕たちの学校ってだけじゃない。周辺の学校になんか行って特別講義とかなんか市の講堂とかで公演とか……本当にお前は高校生か? という活動とかやってる。だからなのか既に色々な大学から引っ張りだこらしい。まあこれは生徒たちが言ってる噂に過ぎないが……聞けば良いんだろうが、そういう事ってなかなかね。だって僕と日鞠の学力は違う。違いすぎる。だから日鞠に来るような推薦の大学とか行けるわけ無いというか……そもそもがそこまで両親に世話になるのなんてイヤだからどっちかというと僕は就職希望というか……学費出す気があるかもわかんないし、アルバイトで大学の学費を稼ぐなんて出来るのかもよくわかんない。


 奨学金とかの制度もあるのはしってるが、僕が行ける程度の大学に日鞠を落とさせる……なんてのもこれはまた間違ってるだろう。あいつはそんな下に……いやこの国に縛られてるようなやつじゃないと思ってる。


 それこそ世界に羽ばたくような才能を持ってるだろう。勿論もしかしたら世界には日鞠よりも凄い天才がいるのかもしれない。いや勿論一部分では日鞠にまさるような天才がいるなんて当然だろう。


 けど人間性やら性格、カリスマ性……そこら辺を全て満遍なく、そして突出して持ってる天才なんてそうそう居ないと思う。だって天才の特徴でよく聞くのはそれこそ性格に難有りってのがよく聞くことだ。


 でも日鞠はそんな事まったくない。寧ろ人格者だ。聖人とか言う人だっている。お年寄りはよく日鞠に拝んでるし。


「ありがたやありがたや」


 とか言ってる。


(彼氏として、日鞠に恥かかせないようにしないとだよね)


 これまでは幼なじみという位置づけだったから日鞠に影響がある……なんてなかった。けど彼氏となると別ではないだろうか? 別に自分が馬鹿にされようとなんとも思わないが、隣に自分がいる時に一緒に日鞠まで馬鹿にされるとムッと来るというか……そうなるような気がする。


(そういえば……)


 僕は昨日のアギトの奴を思い出す。なんか切羽詰まってたような感じだった。僕が優勝したからなにか困ったことになってるとしたら、友達としては力になってあげたい。というわけで秋徒のやつにメッセージ送ってみた。

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