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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1940/2705

1940 前に進むためのXの問い編 313

僕は会長のコードを使ってこの建物の録画をみる。どこにカメラなんて仕掛けてたのか……と思うかもしれないが、実際ここはゲームの中だから、そんなのは必要ない。いや、システムとして写真を撮る――とか動画を撮る――とかはある。指でカメラの形を作って「カシャ」とか特定のワードを言えばシャッターとか切れるようになってる。


 そして道具としてのカメラも実はある。それらをすぐにSNSにアップロード出来る機能だって実装してある。指でシャッターが切れるんだから、物体がなくても、データとして記録しておくことで、この場面を再現することが出来るってことなんだと思う。


 現実はデータで表せないから、光をデータとして写真や動画にしてるけど、ゲームの中ならそれらは全てデータとしてあるからね。それにアクセス出来る祝福という力があるのなら……こういうのは難しくない……か。


(いややっぱり難しいよな)


 だって僕に出来るかといえば、出来る気がしない。それだけ結構複雑なコードを書いて、そして権限を要求してるんだと思う。少なくとも、簡単に戦闘中にできるかといえばできないよな。じっくりとこれ用のコードを書いて、何回か試して……とかやってそう。それなりに時間かけたコードなのがわかる。パッと見短いが、その内側には大量のコードが隠されてるようだ。


 そんな会長の努力に感謝しつつ、僕は自分の出来る事をみつめるよ。ようは僕を倒した奴らを追うことだ。でも追いつく気はない。もう取られたからね。ここから取り返すとなると、僕一人では厳しい。なにせ相手は組織だし……そもそもがアイテムを奪うのって難しいからね。フィールドに居る時に倒してインベントリの中身を奪うとかしないといけないが、大体大切なものって、対策してるものだからな。


 そもそもが今回はその対策というか、そういうのを逆手に取られて奪われたわけだし……僕から奪ったアイテムを奪った本人が持ってるとは限らないってのもある。元々が人数不利だから、持ってそうな奴を狙って倒すってのがセオリーになって、そしてそれをもってそうな候補って僕たちの仲間として入り込んでたあいつになるわけだけど、インベントリに入れたままにしてるかといえば……わかんない。


 すぐに誰かに渡してる可能性はある。油断してくれてれば、強襲とかしてみるのもありだが……アイツラの用心深さを見るに……それは期待薄な気がする。


「行動が早いな……」


 僕を倒して三秒後にはここを後にしてるよ。めっちゃ早い。これではどこに行ったかなんてわかんないぞ。一体どうしたら……行動予測することは出来るけど……多分だけと1番安全なのは自分たちのエリアだ。だからそこに行くためにはゲートに向かうはず。


 でも本当にそうなのか……そもそもが全員で行動するかとか気になることがある。


「これは……」


 そう思ってると、コードになにやら入力欄が有ることに気づいた。なんだこれ? と思って考えて映像の人物を指定してみた。するとその入力欄になんか文字列が現れた。そして映像が新たに追加される。すると外の光景が映し出される。


 どうやらこのコード、この建物の中の映像以外も映せるらしい。

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