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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1939/2700

1939 前に進むためのXの問い編 312

僕は急いで家から出――ようとしたけど、その時にちょうどよくメッセージが来た。誰だこんな時に? とか思ったら会長だった。内容はこうだ。


『私のコードは役に立ったかな? 奪われることは予定通りだけど、追跡に便利なコードもあるから確かめてね』


 ということだった。どこまで読んでるんだが……確かに優勝商品は奪われる事も前提だった。そもそもか献上品だったし。けど、このままでは別のやつに献上することになるからね。裏の組織の制裁が行われるかもしれない。


 でもそれならその奪ったやつにやってくれってなるよね。こっちに変な責任が押し付けられないためにも、下手人を特定するのは大切だ。だからこそ、ありがたく使わせてもらおう。てかあいつ見てる? ヴァレル・ワンのレースは終わったが、まだ祭り的には続いてるからね。メインは終わったが、きっと今頃、ミスコンとかやってると思う。だから会長は忙しいからみてるとか無いと思うが……きっと色々なところから情報が入ってくるんだろう。テア・レス・テレスにも裏側とかありそうだし。あれだけ大所帯だと、そういう部隊をつくることだってできると思う。


 ノリノリでそういう感じの奴等を集めたりしたり、それかその気にさせたり、会長のやつはそういうの得意だ。あいつは自分自身もハイスペック極めてるが、他人を成長させることに関してもかなりハイスペックだからね。


 だからこそ、家の高校から東大生とかが出てるわけで……そんなのに縁がなかった公立高校だったはずなんだが……そこら辺諸々、会長の奴の力だよね。普通は教師がそこら辺頑張らないといけないと思うが……どうなんだろう? 教師って公務員だよね? 公務員に向上心があるのか。塾講師とかの方がきっと向上心が有るから話題になったりするのかな? 


 もちろん情熱持って教師とかやってる人もいると思うけどね。家の高校にはずっと現状維持の人しかいなかったんだろう。


 とりあえず僕は残ってた残り2つのコードを発動させることにする。一つは発動させたらその物体自体が変化して回復薬になった。全回復できる薬だ。どうやらコードを使って物自体を擬態させてたってことらしい。この薬自体はずっとこのまま、この瓶に入った状態でずっとあった。けど、コードを使って、僕たちプレイヤーの目には違うもののように見せてたってことだ。つまりは知らず知らずに目がハックされてたと言うね……でもこれはある意味戦闘で使えるんではないだろうか? 僕には分身的なスキルはないが、これを応用したら、そういう事できるよね? 僕はとりあえず会長が書いてたコードをコピーペーストしておくよ。あとでも見返してどうやってたのかを勉強するんだ。


 それともう一つのものから目当てのコードを発動させると、なんと映像が見えた。どうやらこの場所を録画してたのか? そんな事できるんだ。これで奴等が僕が居なくなってどういう行動をとったのかわかるだろう。

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