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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1896/2704

1896 前に進むためのXの問い編 269

まずはこの草がすごい場所から抜け出さないとね。けど、ある意味でここは使える。なにせ僕の姿を隠せるからね。それにここは普通にチェックポイントから離れてるし、ショートカットできそうな場所でもない。ただの遠回りなんだよね。


 だからここに妨害目的のプレイヤーが居る――なんてことはきっとない。とりあえずは山のルートって大体決まってる。なにせ山にはジャンプ台があるからそれを使えば一気に距離とともにチェックポイントも稼げる。


 理想としては、この草だらけの場所で身を隠しつつ、山に近づいてそこからは一気にジャンプ台を目指す……というのが理想だ。


(でも流石にジャンプ台付近は激戦な気がするな……)


 なにせ一回目も二回目もあそこは使ってる。意表を突くのなら今回は使わないって選択肢もあるかもしれない。でも使わないとそれはそれで問題があるんだよね。


(なにせ普通に山を下るルート……一回も行ってないからな……)


 つまりは山からジャンプ台を使ってかなりのコースをすっ飛ばしてきたから今更地上を走っても……ね。通常のコースしかわかんない。僕の場合はきっとテア・レス・テレスが想定してる以上に飛んでると思うわけだけど、それでもチェックポイント的には問題ないんだよね。


 でもそれを使わないとなると、全然知らないチェックポイントを意識して走らないといけなくなる。そして更に問題は、僕は知らないけど、きっと他のプレイヤーはこの二周でそこらへんの知識は僕よりも当然だけど多いはずなんだよね。そうなるとこっちが不利だ。それに妨害目的の奴らだけじゃなく、純粋に順位を狙ってる奴等と比べても不利だからな。だからはっきり言って、山のジャンプ台を使わないって選択肢はぎりぎりまで取りたくないってのが本音だ。


「まあ実際、その時の状況によるな」


 僕はそう楽天的に考えてヴァレル・ワンを進めるよ。程なくして背が高い草の中から僕は出た。わかってたけど、たくさんのヴァレル・ワンが追いつ追われつしてる。僕は実質三位くらいだけど、どうやら結構ここらへんは団子状態みたいだね。


 でもなんか一対多数とかの構図ではないね。一応複数対複数になってる。どうやらちゃんとしたチームを持ってる奴等は、自身のチームメンバーとかと合流して、チームとして動いてるらしい。上位にまだ居るような奴はやっぱりいいチームに所属してる割合って高いから、そういう大手のチームは数の力でパーツを集めまくって何台もヴァレル・ワンを完成させてレースに出場って感じなんだろうね。


 それでサポート組と純粋にレースで順位を狙う組とを分けてたりしてたみたいだね。まあ僕たちもそうだしね。でも僕たちは2機が限界だった。でも大手のチームならそれこそ二桁に届くくらいのヴァレル・ワンを作って送り込んでても不思議じゃない。


 


 でもそれでも使い方は結構バラバラだね。チームで固まって順位が高いやつを中心にして守るような布陣を敷いてる奴等もいれば、バラバラに動きつつ、積極的に周囲を攻撃してライバルを減らそうとしてる奴等もいる。


 そしてきっとそこには個人で動いてるであろう奴等とかもいて、なかなかにカオスになってるよ。


「あの中には混ざりたくないな……」


 そんなことを考えつつも、きっとぶつかるのは避けれないって覚悟もある。だって既にジャンプ台の存在はバレてるし、それを使うショートカットは僕のように大ジャンプを出来なくても、かなり魅力的だからだ。


 だからこのまま進むと絶対にアイツラとはやり合うことになる。でも……山の中なら僕の領分だからね。出し抜ける可能性はある。

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