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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1893/2705

1893 前に進むためのXの問い編 266

僕はどっちに機体を向けたかというと……それはズバリ右側だった。勘ではない。確かに見て選ぶことはできなかった訳だけと、僕にはその時、開いてたコードのウインドウがあった。コードを開くとたいていウインドウで周囲が一杯になってしまうんだけど……その状態だね。


 なにせコピーとベースとのためのウインドウと、その対象の場所のコードのウインドウ。そして一番大本のリアルタイムが反映されるウインドウとか、そういった様々なウインドウが必要になるのだ。そしてコードはこの世界の全てであり本質。すべての情報はコードによって記されてるわけで、それを完璧に読み解くことが出来るのなら、今どこで何が起きてるのかだってわかるはず。たぶんね。


 まあそういう訳で、僕はコードを読んだのだ。眼の前の情報が足りないのなら、目の前のコードで保管すればいいじゃないかってことだ。まあけど、そんな一瞬で読めるほどに僕の頭はよくない。そんなのは誰よりも自分が一番知ってる。


 だからまあ……なんか数字的な物を見て判断した。いやいやいや、数字が一番わかりやすいんだもん。実際のところは右からどのくらいとか、左からどのくらいとか、書いてるわけじゃない。だってそれって完全に僕目線だからね。コードは誰かの目線な訳では無い。


 言うなれば神の目線だと思うけど……書いてあったのは誰がどんな攻撃をしたかだよ。それによって放たれたミサイルの数とかだ。実際のところ、誰がどれを放ったかなんてのはわかんない。一人ひとりの攻撃は書いてあっても、その総数がまとめられてるわけでもない。一応細かく観ていけはきっとどこからどういう軌道をたどるミサイルが放たれた――とか書いてあると思う。でもそこまで読んでる暇はない。


 僕はこの自分の状況とコードを照らし合わせて、右のほうが抜けれる確率が高いはず……と判断したんだ。後戻りはもうできない。僕は風を右側に流して、機体を進めた。けど直後に――


「つっ!? これは……」


 めっちゃ爆発した。なんとか風をあつめてシールド代わりにしてるけど……一瞬で剥がれたよ。流石にこれだけ暴風吹き荒れてるとね……いや、僕的にはまだ自然的に発生する暴風のほうがやりやすい。爆発とかによって発生する風ってもう制御とかそういうレベルじゃない。それこそ一回ドカンとなるくらいならすぐに収まるからまだ取り込めるが……こうやって連続的に爆発繰り返してると無理だ。


(くっ……素直に下に進んでおけばよかったか?)


 そんなことを思ってしまう。だってもしかしたら僕の機体が空中でバラバラになりそうなほどだ。でも後悔しても遅い。僕はフラングランを抜いて、それから風を生み出して、それを使って常にウァレル・ワンを守りながらなんとか進む。

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