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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1889/2700

1889 前に進むためのXの問い編 262

僕の目の前で水柱がたった。僕はそのギリギリまで行って、すれ違いざまにその水柱に手を突っ込む。別に痛い……とかダメージを食らうとかない。ただそこそこ気持ちいい。けど沼地の水柱だからだろう……そこそこ汚い。ドロ混じってるし。


 けどまあこれでどういうコードをしてるのかはわかった。この沼地全体のコードの対象範囲はわかったけど、やっぱりだけど仕組みは色々とあるみたいで複雑である。コードは全ての元になってる設計図みたいなものだからね。僕には全てを読み解くなんてことは無理だ。けど、水柱が立った場所に手を突っ込んでそのピンポイントのコードを知ったことで、多分ここらへんがそれに関連するコードなんだろうなってことはわかった。


 


(元々のコードに手を加えるとか怖いんだよね)


 もとに戻せれば全然問題なんてないんだろうが、下手に世界のコードをいじると、それこそ致命的なバグとかにならない? いやもちろん流石にそこら辺に影響出そうな場所には祝福にだって制限はあると思うけどね。今のところいじれないって感じではないから、ここらへんは大丈夫なんだろう。


(とりあえず水柱のタイミングを合わせられれば……)


 僕は運転しながらコードをみる。ウインドウに表示して高速でコードを流す。そんな折、なんか聞き慣れた音が聞こえる。ロケット花火みたいな……いや花火ならどれだけ良かったか。僕はとりあえず跳んできてるロケットを避ける。


「むむ……)


 なんか誘導性強いのが混じってるな。飛んできてたミサイルの内何発かは今まで通りの対処で良かった。そこまで誘導性強くなくて、近くに落ちてその爆発と爆風でダメージを食らわすタイプだ。だからその範囲に気をつけていれば問題はない。それにあんまり一斉に打つと、ミサイルって誘爆するじゃん。


先に爆発したミサイルの範囲に別のミサイルが入ってるとその爆発に巻き込まれて他のミサイルも爆発して、その威力と範囲が広がる。そうやって連鎖的に大きくなっていくわけだけど、そんな中、爆発を乗り越えてやってくるミサイルがある。普通のミサイルよりも細くて長い……そんなのだ。


「ミサイルにも種類があるのは知ってたけど、あんなのもあるんだな」


 そのミサイルはかなりしつこい。もうなんか地の果てまで追ってくるんじゃないかと思うほどに僕を追いかけてきてるよ。コードを探りながら、他のプレイヤーにも対処しないといけない。まあいつものことだけど、ウァレル・ワンに乗っててってのが違うんだよね。運転って気を使うんだよ。

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