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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1863/2705

1863 前に進む為のXの問い編 236

再び草原を走る。山の上から一気にチェックポイントを稼いだ僕は順調そのもの……何だけど、けっこうピンチでもある。何故ピンチなのか……それはどうやら僕はチェックポイントを一気に飛ばしたおかげで、トップ集団に入れたようなのだ。


 ならいいじゃん――と思うところではあるんだけど……僕が追いついてきたことによって、トップ集団に動きが出る……みたいな? どうやらトップ集団の十人くらいの人達は、トップ集団だからこそ……そしてまだ一週目だからこそ、あんまり動いてなかったみたいだ。後ろの方では自分達の武装とかスキルとかバンバン使って、相手を蹴落とす戦いをしてる。それこそ派手にね。


 でもどうやらトップ集団は違うらしい。僕が空から飛んできたとき、なんか皆さん驚いて蛇行運転して、更には僕の周りを囲んだりしてきた。これは早速洗礼が来る? とか思ったけど、別にそんなことは無かった。寧ろ……なんか温かったよね。


 だって……


(同じ速さで進んでる?)


 って思った。皆さん付かず離れずをキープして一定の速度で進んでる。僕が前に行こうとすると、誰かが前を防いでそれを邪魔してくるが、その隙に他の誰かが前を行く……なんて事もし無い。


 でもだからって別にピリピリしてないわけじゃ無い。このトップ集団の奴等を最初は全員仲間かなんかなのかな? って思ったんだけど、そんなわけでは無いみたいだ。チームによっては新ポルみたいなのを機体に描いてるってのは良くある話だ。大手のチームとかのシンボルくらいは僕だって覚えてる。だからみたことあるシンボルがいくつか機体にあるのに気づいてる。上位の大手チームが協調? それはどうだろうか? それに大手はチームの方針に従うからそうなっても……ってのはまだわかるけど、個人的な奴等だっここにはいる。そいつらはそんなのに付き合う必要なんて無い。


 寧ろ大手の奴等が協調してる中なら、自分がトップを走るぜ!! くらいありそうじゃん。けど、それも無いんだよね。なにかトップになることのデメリットでも有るんだろうか? 追いかけられる? けどもうここにいる時点でそれは起きてる。だってここがトップ集団だからだ。ここから後ろの奴等は全員が僕たちを追ってるのだ。


 まあけど、こうやっていざこざ無く順調にトップ集団が走ってるとなると、後ろはこれだけでなかなか追いつくのは厳しくなるよね。だって後方の奴等はドッカンバッタンと激しい戦いを繰り広げてる。そしてトップだってそうなんだろうって思ってる。


 というか思ってたし。


 けどトップ集団の奴等は争うこと無く、順調に進んでるって言うね。これではなかなか追いつくのは難しいだろう。それがわかってるからこその協調か? 一週目ならまだ無茶をするべきじゃ無いって判断がここの全員にあって、それでこの不思議な均衡が保たれてこんなことになってるのかもしれない。


(けどこれじゃあ、レース的な盛り上がりは無いよな)


 でもそれは運営側の視点であって、僕たちレース参加者はどうやって勝つか……それだけを考えればいいわけで、責められることでも無い。だから否定もしないけどさ……つまんなくはあるよね。


(温い走りしてるんじゃねーよ)


 って思わなくもないが、そうじゃなくただこんなのは仲間内だけでやっとけって思う。だから僕は本当のトップを求めるよ。

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