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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1847/2711

1847 前に進む為のXの問い編 220

後ろから迫ってくる奴等は色々と放ってきてる。もちろんそれは僕に対してってだけじゃ無い。自分の前にいる奴とかに攻撃するための装備って奴をどうやらどいつもこいつも積んでるらしい。ミサイルを放つ……なんて大型の物じゃ無ければ、簡単に詰める物もあるからね。僕の機体にはそんな物は積んでないが、案外皆そういうのを積んでるらしい。やっぱり最後は直接攻撃できた方が早いって結論に誰もがなったのかもしれない。


 確かに追い抜いても常に追い抜かれる心配って奴はつきまとう。それなら先に相手を破壊してしまえば、敵自体が減って万々歳と言うことなんだろう。その理屈もわかるし、楽なのもそうだと思う。


 けどそれって純粋なレースでは無いよね。まあ別に禁止されてるわけでも無いからな。違反してるわけじゃ無い。僕が考えれるようなことをあの会長が考えてないわけないし……だから別に全然良いんだけど……やっぱり積んでない方からするとズルい……と思う心が無いわけでは無い。まあミサイルの様に目標に向かってちゃんと飛んでいく……そんな武器じゃ無いのなら、早々当たる事って無いんだけどね。


 基本皆さん軽く武器を積んでる人達はヴァレル・ワンの前の方に小さな穴……といっても手で持つ拳銃なんかよりはよっぽどデカい弾丸が出てくるわけだけど……実際実弾じゃ無く魔力を変換して作った弾だけどさ、それが放たれる。前方にドドドドドドドとか言ってね。


 そして地面に穴を開けたり、この岩礁地帯の岩にだって簡単に穴を開けるし、粉々に出来るだけの威力はある。けど基本的にヴァレル・ワンにはシールドがある。そのシールドが有る限りはヴァレル・ワンが粉々になることは無い。


 けどシールドは外からの衝撃で減っていく。時間をかければ、エネルギーと共に復活するが……用はエネルギーを使うからね。ちなみに僕の機体にはそのシールド自体がない……取り外したからね。


 なにせ自分で風のシールドを張れるし。けど流石に弾丸みたいな貫通力が高い攻撃を風のシールドで防ぐのは難しいのが事実だ。ヴァレル・ワン自体が突っ込んできたりするのは、面積大きい分どうにかなるし、ミサイルは基本周囲で爆発してその余波で相手を傷つけたりする物じゃん。だからこそ、風のシールドでどうにかなるが、直接的に撃ってこられると風は物体では無いからもろいよね。


 まあけど……


(当たりはしないけどな!)


 なにせ機体の向いてる直線上にしかそれらは放たれないわけで、それなら避けるのなんて簡単だ。けど後ろから迫ってくる奴等が、自分の前にいる奴に向かってドカドカと撃ってて、それが当たらないから、素通りしてこっちにまで影響を及ぼすって事になってる訳だ。しかも……だよ。はっきり言って、それの方が厄介だったりする。


 だって自分を狙ってるのなら、何処を狙ってるのかとか、実は読み安い。こっちの行動を予測して撃ってるだろうから、その裏をかくように動く訳だ。


 けど狙われてないのなら、そんなのわかんない。だからこそ、事故が起きやすいって言うね。しかも意識なんてしてないからね。皆目の前の奴に夢中なだけだからね。そうなると何処に攻撃が流れてるかわかりづらいったら無い。だからなるべくそういう集団からは離れるのが良い。でも流れ弾もあるからまっすぐに進めないんだよね。そもそもここは岩礁地帯で岩も避けてるからね。悩ましいことだよ。

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