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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1846/2703

1846 前に進む為のXの問い編 219

「くっ卑怯だぞスオウ!!」


「卑怯じゃねーよ!」


 僕の機体にぶつけてこようとしたが、それが出来なかったからアギトの奴が理不尽なことを言ってくる。自分の機体を守るって普通のことだろう。その手段が有るのにそれをやらない奴がいるのかって言うね。そんなのいるわけ無い。甘んじて受けるわけ無いじゃん。


「勝手に張り合ってればいいけど、前方には気をつけろよ」


 僕は優しいからね。ちゃんと忠告してやる。なぜならアギトの奴の進路上にはでっかい岩があったからだ。それをアギトはギリギリで避けるが、その時に急に機体を横にずらしたからどうしてもスピードが落ちただろう。僕はその隙に一気にスピードを上げてアギトの奴を置き去りにして進む。まああいつのことだからきっと追いついてくるだろうが、その時に決着をつければ良いだろう――とか思ってたのに……


「うおおおおおおおお! 逃がさねえぞスオウ!!」


 そんなことを言って、追いついてきた。追いついてきた……というか追い抜いていった。どうやらその二つのブースターを使ったらしい。切り札……とかじゃなくもっと気軽に使える物だったのだろうか? けど、そのスピードは圧倒的だ。音の残響を残してアギトの奴が前の方に消えていく。こっちもスピードを上げてたのにな……やっぱりまっすぐに進むだけなら、ああいう単純な出力アップのパーツは強い。


 まだ岩礁地帯だし、実際は危ない。危ないが、それを物ともしない装備もアギトのヴァレル・ワンは装備してるようだ。なにせ見えなくなった前方の方からドッカンドッカンと聞える。それはアギトのヴァレル・ワンが前方の障害物を吹き飛ばしてる音だろう。


 なにせスピードを出し過ぎてるせいで、あの状態ではきっと機体の態勢を整えるだけで精一杯の筈だ。方向転換とか出来るとは思えない。そんなことをしようとしたらバランスを崩してもみくちゃになりながら吹っ飛んでしまうだろう。


 だからこそ、まっすぐにだけ進めばいいように前方の邪魔な物を吹き飛ばす装備が必要だ。でもこれはある意味で良いかもしれない。厄介なヘイトをアギトの奴に集めて僕は後ろからゆっくりとトップ集団にまざればいい。


 


 よく自転車レースとか、F1とかでやってないかな? トップを走ってる機体とか集団の後ろにぴったりと付いて、ギリギリの所で勝負を仕掛けるとかいうアレだよあれ。そこまで上手くいくとは思わないが、出来るならそれをやりたい。だってそっちが絶対に楽だし。とりあえず今は前方に進んだアギトが物体なぎ払ってるおかけで、その余波に巻きこれたチームのヴァレル・ワンが色々とちりぢりになってるから僕の順位を相対的に上がってるはずだ。


 このまま丁度良い位置から機会を伺う感じにしていきたいが……そう思いつつ僕は後ろを振り返る。するとけっこうな集団が追いついてきてる。やっぱり前ばっかりに気をとられてる訳にもいかないらしい。厄介な……

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