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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1830/2701

1830 前に進む為のXの問い編 203

私は自分のエリアで目を覚ましました。前のLROなら強制的に最後に訪れた街や村に飛ばされて復活する物ですけど、エリアができてからはエリアもその選択肢に入るようになってます。下手に街や村に普通に行くと、残った仲間が勝利したときに、その場所に戻るのって結構面倒なんですよね。


 いえ、ダンジョンならボスを倒すと帰還するための魔方陣が出てくるので、それを使えば簡単に合流はできます。でもやっぱりエリアが追加されたのは大きいですね。一時的に、全員の復活地点をエリアにする……ということもできますからね。


「一体どうなったのかな?」


 そんなことを呟きながら、私はとりあえずお家に入ります。ものすごくエリアを開発してるわけじゃないですけど、家くらいは建ててます。そして周囲はお花畑です。家も普通の家ではありません。大きな熊の形をしたかわいいお家です。材質もなんかモフモフしています。リアルならこんな材質で家なんて建てられるはずもないでしょうけど、LROならそれが可能です。大きな熊が足を広げて鎮座してる感じの家は、なかなかに大きいです。私一人で使う分には広すぎたから、実際は上半身だけで良かったかな? とかおもいますけど、やっぱり全身を作ったことによってのそのデフォルメされた姿から発せられる気だるげな感じが出ててやっぱりこれで良かったな……と帰ってくる度に思いますね。


 まあ入り口が股の所になってしまったのはなんか入る度にちょっとどうかと思ってしまいますけど、仕方ないです。中はいたって普通の内装です。一応かわいい物が多めになってるとは思いますけど、女の子基準で普通だと思います。溢れるほどにゴチャゴチャとしてるわけでもないですし。入ったらすぐに吹き抜けです。胴体部分はほぼ吹き抜けと言って良い感じで、日当たりも良好です。


 大きさにたいして部屋数は少ないです。ほぼこの吹き抜きがスペースをとってます。そしてらせん階段があります。上に続く階段の先にお気に入りの自室が有ります。吹き抜けはリビングとダイニングとキッチンを併用してます。自室はこの熊さんの顔部分に当たります。まあけど、とりあえず今はリビングの方でゆっくりとしましょう。玄関で靴を脱いで、家に上がり、ローブをそこらに脱ぎ捨てて、ソファーにダイブしました。なかなかに疲れましたからね。


 そう思ってるとうとうとしてきました。そしてピロリンピロリンという音でハッとしました。ステータス画面を開いてみると、メッセージが届いてます。それはオウラさんとテッケンさん。私は急いで二人のいる村に戻るために飛び出しました。

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