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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1820/2711

1820 前に進む為のXの問い編 193

騎士ンズラベーダのHPバーが最後の一本になったところで、騎士ンズラベーダは距離をとるように動きました。しかもそれが後ろに飛ぶとかではなくて、前へ……つまりは私も飛び越えて、テッケンさんが戦ってるレッドドラゴンの方へと行ったのです。これは不味い……あの二体が合流されるのは困ります。けど……私たちにはどうする事もできませんでした。


 寧ろこっちに向かってくるときに、ある意味素通りしてくれた事に感謝するべきなのかもしれないです。なにせもしもすれ違いざまになでられてたりしたら……それだけで私は終わってた可能性すらあります。勿論防護は万全にしてますが……その万全を超えてきそうな相手ですからね。


「テッケンさん、一度離れてください!」


 流石に合流したレッドドラゴンと騎士ンズラベーダをむやみに相手にするのは不味いです。それは勿論、私が言うよりもテッケンさんはわかってます。騎士ンズラベーダがやってきたのを素早く察知したテッケンさんは此方にやってきてました。そういうリスクヘッジな部分、冴えてますね。


「何をやるつもりでしょう?」


「普通に考えれば、最後のパワーアップとかだろうね。HPバーが三つあって、それぞれに段階が設定されてるのなら、そうなるはずだ」


 私もそう思います。オウラさんはあんまりゲームとかやらないみたいですから、そこら辺の感覚がわからないみたいですけど、まあゲームとはこう言う物です。


「逆転の一手、隠し球はもっておくべきですからね。ですが、それは出させないようにするのが一番ですよ?」


「確かにそうですけど、ここではそうはいかないんです。魔法少女の変身シーンみたいに手出し無用空間がきっとできてますよ」


「そう言う物ですか」


 オウラさんは子供が好きな事もあって、子供向けの番組とかもみてたりしてます。だからわかってくれたようです。


 そして私たちがみてるところで、騎士ンズラベーダは背にレッドドラゴンをおいて、告げました。


「我らが望んだ強敵だ。奴等ならば心配いなかろう。さあ、我が半身よ。再び一つになりて、楽しもうではないか」


 六つの腕を広げて阿修羅みたいにしてそういった騎士ンズラベーダ。すると背後のレッドドラゴンがその騎士ンズラベーダをバクッと食べました。そしてそのままゴクン……ですよ。私たちは驚きはしたけど、油断せずにその状況を見守ります。

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