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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1809/2701

1809 前に進む為のXの問い編 182

テッケンさんは上手くレッドドラゴンを手玉にとってます。なにせレッドドラゴンは崖に張り付くので精一杯で、まともな反撃が出来ないみたいです。騎士ンズラベーダの様に腕が複数あればそれこそ踏ん張りつつも色々とやれるんでしょうけど、あいにくとレッドドラゴンにはそんな複数腕ではありません。足が四本あるだけです。それに普通のドラゴン? と違って首も長くなく、体は横に大きくて、体も横に大きいカエルのような体系してます。それも相まって、テッケンさんは攻めまくりです。


 これは……このままいける? いえ、あれは仮にもエクストラボスである騎士ンズラベーダが呼んだドラゴンです。そんな簡単に倒せるわけがない。そう思ってると、レッドドラゴンがほえました。フィールド全体が震えるような、そんな叫び。それは怒りを表してるのかもしれないです。


 そしてレッドドラゴンの鱗の隙間からメラメラと炎が漏れ出してきました。不味い! そう思いました。そしてそれはテッケンさんもそうだったみたいです。てか私よりもよっぽど冷静に避難してました。そしてその直後、大きな爆発をします。此方にまでその熱気が伝わってくるような、その爆発は自爆技だったら良かったんですけど、どうやらそうではないみたいです。ズンズンと崖の方から足音が響いてきます。登ってきてる? 


 爆煙で見えませんが、そんな気がします。


「シルク、そこから離れろ!」


 そんなテッケンさんの言葉に私は頷いて丁度、オウラさんとテッケンさんの半分くらいの位置に来ます。なにせこのステージの左側と右側で戦闘が行われる事になるんです。なら私が中央付近にいるしかないでしょう。勿論、完全に中央には居ません。そんなところにいると、どっちかの攻撃にかぶる可能性があります。


 テッケンさん、オウラさん、どっちかが避けたのが私に当たる……と言う可能性です。そしてそれを察知したら、あえて二人が私をかばってさ攻撃を食らう可能性もあります。そういうのは避けたいですから、なるべく崖際に行きましょう。既にレッドドラゴンも崖から上がってきてます。崖際にいても問題はないでしょう。


 でっかいレッドドラゴンに挑むテッケンさんは本当に小さくて、それこそ象と蟻くらいは違います。レッドドラゴンの爪がかするだけで、その全身が裂けそうなサイズ感の違いですからね。勿論LROではそんなグロい描写にはならないし、HPがある限り攻撃を受けても動けますが、それでもあの体格差は一撃が命取りになりそうです。


 でもテッケンさんは臆しません。その体の小ささを生かして、レッドドラゴンに連撃をたたき込みます。レッドドラゴンは基本鈍重です。ゆっくりと足を上げて、そして踏み込む。それによって衝撃波が周囲にもたらされてます。けどそれも上手く交わしてます。


 惜しむらくはテッケンさんの攻撃が当たってもレッドドラゴンのHPが微々としか減らない事です。流石にドラゴンですからね。一人で倒す事を想定してない減り方してます。どこかに弱点でもあればべつですけど……なにかそういう魔法でもあれば良いんですけど、あいにくと持ってません。

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