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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1802/2710

1802 前に進む為のXの問い編 175

騎士ンズラベーダの刀に白い炎がまとわりついてます。レッドドラゴンによってもたらされたその炎は綺麗だけど、その威力は推して知るべし――でしょう。これまでもまともに当たれば不味かったですから、当たらなければ……と言う事ではあります。


 けど、あの白い炎、範囲が広いですね。それに……


(残ってる)


 今までの赤い炎よりも、より長い時間その場に残ってます。別に刀身から分離された分、刀身の白い炎が減るなんて事もないですね。後付けでしたし、もしかしたら回数制限がある――とかおもいましたけど、そんな事は無いみたいです。


 厄介ですね。なにせあの白い炎は勿論ダメージを与えてきます。下手に当たるなんて事は出来ません。けど騎士ンズラベーダの攻撃範囲も上がってるから、避けた先に背後にその炎が……とかあり得ます。私の背後には何もないですけど、オウラさんやテッケンさんは騎士ンズラベーダの側で動き回ってるのです。


 戦場の状況を常に把握しておかないと、そこら中で燃え続けてる白い炎に焼かれて瞬く間にHPを削られる……って事になりかねないです。しかもあの白い炎が厄介なところは、当たったら、ひっつくところです。燃え移った……とかじゃなく、なんか体の一部にひっつくんですよね。払おうとすると、その部分にもひっつきます。なんとも厄介な特性を持ってる炎です。


 こういうやっかいな効果というのは後衛である私がなんとかするべきなんですよね。だからさっきから水をかけたりしてるんですけど……特殊な炎へとなってるんでしょう。なにせ白い炎ですからね。そのせいで魔法で出した水をかけても消える事はないようです。なんか清浄そうですし、そっち方面の魔法でなら消せるとか? 聖水でも産み出せればもしかしたら消せたりするかもしれません。けど私にはそんな魔法はありません。なんとか二人が誤って炎に触れないようにしたいところですけど……


「騎士ンズラベーダの攻撃が行われる度に、こっちの行動範囲が狭くなっていきますね……」


 これは追い詰められてますね。このままでは避ける場所さえなくなりそうです。せめて、以前から燃えてる物が消えてくれれは……と思うんですけど、その様子がないです。このままでは本当にこの戦闘ステージ全体が白い炎に包まれてしまいます。どうしたら……このままではいずれオウラさんもテッケンさんも白い炎の餌食になるのは目に見えてる。その前に私がなんとかしないと!!

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