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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1801/2745

1801 前に進む為のXの問い編 174

 騎士ンズラベーダの出す炎に多少のダメージをくらいなからも、二人はその炎を抜けることが出来ました。そして大ぶりしてる騎士ンズラベーダの攻撃の隙を突いて攻撃を仕掛けます。けどそこは流石騎士ンズラベーダです。

 正面から来たオウラさんに対してはその刀の柄の部分で攻撃をずらしてます。渾身の攻撃力を込めた一撃を上手く柄の先っぽ部分でずらされました。そして横から迫ったテッケンさんにはその有り余ってる腕が受け止めてました。けど此方もそれは想定済み。普通に食らうわけがないと思ってました。だから……


「まだまだぁあああ!!」


 オウラさんが怯まずに正面で細かく攻撃を繰り返します。それによって騎士ンズラベーダはその長い刀を振り回すことは出来ないはずです。そして今の騎士ンズラベーダは複数の武器を使ってるわけじゃない。

 いえ、危なくなれば魔法の武器を出してくる可能性はあります。というか、普通に出すでしょう。けどそれだって想定してます。テッケンさんも背後から攻撃を仕掛けようと、拳に力をか込めてます。けど直前でその握った拳を放して、背中から生えてる四本の腕の一本にとりつきました。そして――


「貰うぞ! この腕!!」


 そう言って騎士ンズラベーダの腕の一本をねじりきりました。


「よし!」


 私は思わず小さく握りこぶしを作ります。だって上手くいったから。腕がなくなってもそこまでダメージは入ってません。けど、それでも奴の攻撃手段の一つがなくなるのは大きいでしょう。せめて武器くらいは持っておくべきでしたね。

 そうなったらこんな簡単にテッケンさんだって近寄れなかったでしょう。騎士ンズラベーダは別に腕を一本取られたって気にした風ではないです。重要ではない? けど腕ですよ? 六本あるけど……騎士ンズラベーダよりもレッドドラコンの方がグギャグギャとなんだか鳴いてます。そう思ってると、レッドドラコンの口に赤い物が見えます。そして大量の炎を吐いてきました。

 これには流石にオウラさんもテッケンさんも距離をとります。扇状に広がった炎は……え? 騎士ンズラベーダもその炎に包み込んでますけど……するとその炎が変な風に動く。何が? と思ったら、レッドドラコンのだした炎をまとわさせて、更にその刀身の炎が何かレベルアップしてます。白く変わる炎はとても綺麗だけど……さっきまでとはきっとその威力は段違いでしょう。


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