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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1791/2704

1791 前に進む為のXの問い編 164

 でっかい剣を振り抜いたオウラさん。それは深々と騎士ンズラベーダへと入って奴の片側の腕を二本くらい引きちぎって吹っ飛ばしました。


(よし!)


 腕が吹き飛ぶ描写とかLROを始めた頃ならそれだけで気絶してたでしょう。けど、この過酷も美しい世界で生活する内になれました。確かに入ったオウラさんの攻撃で騎士ンズラベーダの体力は一気にバーの四分の一は削れました。これだけやってもまだまだですけど……今までの微々たる減りに比べたらかなりのダメージを与えたことになります。

 というか……


(ちゃんとダメージは通るんですね)


 もしかしたら何か特殊な効果とか持ってるかも……とか思ってました。でもちゃんとHPが減ってるようで安心です。けど複数のHPバーを持ってる敵ってそのバーが減る度に、行動パターンが変わったりします。しかも相手はエクストラボスです。

 再び再戦するにはこの前のボスから倒さないといけないという鬼畜仕様です。どうにか一回で倒したいです。けどそれはとても厳しいかもしれないです。でも諦めることは出来ません。でっかい剣は一瞬でオウラさんはインベントリにしまって、槍を出しました。やっぱりウンディーネには槍が使いやすいのか、なんでも使えるオウラさんですけど、槍を結構持ち出します。

 別に綺麗でも格好良くもない普通の槍。それを吹っ飛んだ騎士ンズラベーダに投げつけてます。しかもいくつも。インベントリから出しては投げて、出しては投げて……の繰り返し。一回手応えを感じたからってオウラさんは止まりません。リアルなら一回攻撃がまともに入ればそれで勝負が決まるでしょうが、ここではそうはいきません。HPが完全になくなって初めて気が抜ける。だからそれまでは攻撃をし続けるのが、オウラさんのこの世界での行動です。


 勿論テッケンさんも観てるだけじゃないです。彼は彼で騎士ンズラベーダへと近づいて再びスキルを拳に乗せて撃ち抜こうとしてます。槍が沢山飛んでるけど、二人は別に視線を交わしたわけじゃないのに、テッケンさんは恐れることなくまっすぐに騎士ンズラベーダへと進みます。絶対に自分に刺さらないって自信があるんでしょう。

 そういうミスを犯す彼女じゃないですからね。実際槍が飛びまくってる中テッケンさんはそれを気にしてないですしね。槍が刺さりまくった騎士ンズラベーダに再びテッケンさんの拳が刺さります。でもインパクトの後にテッケンさんが叫びました。


「手応えがない! もぬけの殻だ!」

「え?」


 まさか身代わり? いえ、この場合は変わり身ですか? でもそれなら騎士ンズラベーダは何処に? 私もオウラさんも周囲を見渡します。けどそのもぬけの殻だと報告されたものの目に光が灯りました。


(まずい!)


 そう思いました。


「テッケンさん! 離れてください」


 次の瞬間、テッケンさんの背後からボロボロの騎士ンズラベーダがその腕を伸ばして彼を掴みました。避けようとしたけど、間に合わなかった。私もオウラさんも動くけど……その時には騎士ンズラベーダの拳がテッケンさんに迫ってます。

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