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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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1778 前に進む為のXの問い編 151

「挑戦はしましょう。ですが問題があります」


 そういうオウラさん。その顔は至って真剣です。この場面でギャグを挟まれても困りますけどね。そもそもがそういうキャラでもないですし。でもオウラさんも少しズレたところがありますからね、ちょっと心の準備は必要かも知れません。何せ本人はいたって真剣だとしても、笑いを取ってくる可能性はあります。


「それは一体?」

「簡単な事です」


 私たちは続くオウラさんの言葉を固唾をのんで待った。そしてこう告げる。


「アイテムは足りるのでしょうか?」

「「あっ」」


 笑いは一切なかったです。てか当然の疑問です。先の戦いも何回も挑んでるんです。そこでかなりのアイテムも……いやアイテムだけじゃなくて、体力だって消耗してます。これはゲームで本当に体を動かしてるわけじゃない。けど……頭は体を動かしてると思ってますからね。疲労は実際ちゃんとある。それに頭の方の疲労ともなれば、当然のごとく貯まってます。戦闘はそれこそギリギリの戦いだったわけですし……私たちは自分達が思ってる以上に消耗してるはずです。

 ここらで更にさっきの的よりも強い敵を相手にする? 出来る? いや……出来る出来ないじゃないです。やらない選択肢なんてない。


「私は……やりたいです」


 アイテムが足りないとかは言わない。ただ気持ちを私は伝えた。現実問題的にいったら、どう考えてもアイテムとかは足らないでしょう。LROでは魔法は使い放題です。詠唱さえ完璧に出来れば……だから私が二人を完璧にサポートできれば……どうにか……この二人なら敵がどれだけ強くても一撃で落ちる様なことはきっとないでしょう。一撃死でなければどうにか出来る自信はあります。

 勿論一回だけ戦闘中に戦闘不能になっても体力をミリだけ残して戦闘不能を回避するアイテムって奴はあります。でもそれも既に使ってる。いや、オウラさんは多分まだ残ってるでしょうけど、テッケンさんは使ってるはずです。私もまだあるから、それをテッケンさんにまわして……そんなことを考えてると二人が言ってくれます。


「敵がどんな奴か分からないのは痛いな」

「それよりも一時離脱を進言します。再びここに来たときに、エクストラボスと戦闘は可能でしょうか?」


 私とテッケンさんがどうやって戦おうか考えてると、オウラさん一回離脱して戦闘態勢を整えられるかどうかをシステムに聞いていました。流石です。確かにそれが認められるのであればそれが一番いいのです。

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