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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1766/2704

1766 前に進む為のXの問い編 139

「やったー!」


 街周囲のモンスターを倒してると、なんかそんなことをアーシアが叫んだ。レベルアップでもしたか? いや、このゲームにレベルって概念無いんだけどね。てかアーシアの技もスキル値的な物があるのかな? 熟練度的な物なら、使っていく内に習熟していきそうな気はするけど……でもそれって自然なことだよね。最初の内はまっすぐに飛ばすのだって難儀してたアーシアのパチンコ技術だけど、今はまっすぐに飛ばすだけなら普通に出来るように成ってるしね。

 やっぱり実勢は何事にも代えがたい経験らしい。メキメキとアーシアのパチンコ技術は上がったな。でもこの世界にはスキルで矢とかなら十本とか一気に撃って百発百中乃の奴とか居るらしいが……その内アーシアも種をいくつも一気に撃ちだしてあっという間に敵をしなしなにしたりするようになるのかな? 頼もしいが、なんかその光景はあんまり……だって敵が……ね。もちろんゲームだからモンスターはその場には残らずに消えていく。死体処理なんて必要ない。けど、その過程は見えるからね。しなしなになってく様子は結構グロい。哀れだと思う。


 なにせ一度寄生されたらその部分ごと切り落とすとかしないと対処しようがない。それか、HPを吸っていくわけだから、吸われる以上に回復をするか……後は術者であるアーシアを狙うかしかない。実際アーシアを狙うのが一番簡単だよな。なにせアーシア自体に接近戦の心得はないし。でも寄生されたら色々と……ね。不都合がある。なにせ寄生されてるわけだからね。

 これまでは本当にHPを吸うだけだった。けど……今やその技は更に凶暴になってると言って良い。


「見てみてスオウ!」


 そういうアーシアはなんか遅いパンチを繰り出してる。何やってるんだ? とか思ったら、アーシアの背後には新たな犠牲者になったアンデッドがいる。そのアンデッドもなんか同じように遅いパンチを繰り出してた。それを見て僕はぽつりとこういった。


「操ってるのか?」

「そう! 凄いでしょ!?」


 なかなかに楽しそうにエグいことを言うね。HPを吸うのも継続してるし……これってつまりは使い捨ての戦力を得てるってことだよね? 僕はちょっと提案してみた。


「そいつを操ってるのなら、そいつ使って別のアンデッドを攻撃とかしてみたらどうだ?」

「そうだね! やってみる!!」


 僕のアドバイスを受けてアーシアは早速操ってるアンデッドを使って別のアンデッドへと攻撃を仕掛ける。そのとき僕は気づいた。


(なるほど、同じ種族なら警戒されないんだな)


 最初の一撃を入れるまでいくら近づいても無警戒だった。


(でもそれって頭が腐ってるアンデッドだからってのあるかも)


 そうとも思った。いやだって、明らかになんかツタが体から生えてるからね。普通の生き物ならその見た目に警戒すると思う。アンデッドは文字通り死者だから頭が働いてないから無警戒だった可能性が高い。まあけどそこはアーシアがもっと種を操る術を身につければ、あのツタとかも体内とかに隠せるかも知れない。そうなると、そこらの普通のモンスターにも不意を突けるようになる可能性はあるな。

 もしも完全無警戒なところから一撃を入れれるとしたら、それはとてつもないアドハンテージだ。一撃で決めれる可能性だってある。実際HPと言う概念があるこの世界では一撃死って早々起きなくはある。人間だってHP1残ってても死んでないからね。リアルならHP半分切ったら治療を受けなかったら多分死ぬだろう。でもゲームならHP1でも動き回れる。

 まあLROは流石にHP1で動き回るのはかなりきついけどね。メッチャ気合いを入れないといけない。実質HPが赤いバーに入ると動きは極端に鈍くなるし、視界も狭まる。多分死に近づいてるってのを感じさせようとしるんだと思う。だから一撃死はそれ相応の特殊なスキルを持ってないと厳しい。でも完全無警戒な場合は攻撃に補正が入る。それがとても大きい。


 実際、アーシアが操ってるアンデッドの攻撃ははっきり言って糞みたいな威力しか出てないように思う。なにせアーシアの動きを再現してるからだ。でもそれでも一気に半分のHPを持って行ってた。そんなダメージ食らうはず、本来ならない。でも多分完全不意打ちの補正か入ってたとするなら、あり得る。もっともっと成長すれば、かなりアーシアは厄介な戦い方が出来る奴になる……と思った。

 

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